Friday, 26 May 2017

that節の正しい発音法:I think that ~と言うならきちんと考えよ

that節の thatが品詞分類的に「接続詞」であるという明示的・宣言的知識は、極論すれば "どうでもいい"。少なくとも、学習者にとっての優先順位としては二の次・三の次であることは間違いない。

それよりも全ての英語学習者に必ず身に付けさせなければいけないのは以下の3点:
  1. この thatは弱形 /ðət/で発音され、決して「ザット」ではないこと。
  2. THでは必ず舌先を前歯の裏〜先端につけて発音すること。
  3. 「that節」というまとまりを作るのだから、区切るのは thatであること。
特に 3.に関しては、例えば I think that James is handsome. であれば、原則として
◎ I think / that James is handsome. 
で切るべきものを、
× I think that / James is handsome.
のように言ってしまう生徒がほとんどである。

★Here is the Path to Wonderland☆
What I was surprised at was / that even a large number of English teachers didn't know this fact.


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Wednesday, 17 May 2017

LとRのミニマルペアは全体の〇〇%!

ミニマルペアとは「同じ位置の1つの音だけが違う一対の語」のこと:
  • climb | klaɪm | vs. crime | kraɪm |
靜哲人先生のブログにて、「こんなにあるよ」の一言で軽く40ペア近く例示されるのもわけないことで、「英単語のミニマルペアの実に約25%が LとRの区別による」というデータもあります (Gilner & Morales,  2010)。それだけに、やはりLとRを区別して発音できるようにすることは、やはり英語学習における必達目標

俗に「日本人はLとRが苦手だ」と言われますが、もともと日本語にない音であるというだけの問題で、きちんと意識を向けて練習すれば必ず言い分け・聞き分けできるようになります。(そのためにも、間違いは見逃すことなく指摘・矯正し、それぞれ正しい発音がいつでもどこでもできるレベルまで導く「本物の英語教師」に師事することが大切。)

英会話の場面においても、相手の言った「クライム」が climbなのか crimeなのか?と一瞬でも引っかかるような状態だと、その間に話が進んでしまって内容に追いつけなくなってしまうし、「フリーマーケット」は flea market(蚤の市) / free market(自由市場)共に "正しい"英語表現であるだけに、L/Rを間違えると自分の言いたいことが誤解されて伝わる可能性が高まる

★Here is the Path to Wonderland☆
まずは徹底的にL/Rの発音を身につけることもなしに、「コミュニケーション活動」も「4技能のバランス」もヘチマもないのである。

※参考リンク→靜哲人先生のブログ: Kyle's Kingdom
LとRのミニマルペア、こんなにあるよ


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Tuesday, 16 May 2017

Puffy 祝・21周年!→ ガリレオの新たなる野望

■ アジアの純真に English versionがあるって知ってました?

Puffyの 21周年記念 "Japan tour"(笑)、WHATEVER 21 (初日: 5/12 名古屋・ファイナル: 5/13 東京)に両日参戦♪

WHATEVER21_ROPPONGI_MAY13

由美ちゃんが以前、
[アメリカツアー]のいい雰囲気のまま日本のライブの選曲をした。
なかなかいい感じでそして面白い選曲できた。
とツイートしていたのが(実際に San Franciscoライヴを観たこともあり)心から実感できる選曲で、21年目にしてまた新鮮な気持ちで楽しめるものでした。

去年のツアーは 20周年ということもあり比較的「定番曲」を中心に組まれていたのに対し、今回はコアなファンが喜ぶ「意外性」満載なセットリスト。とは言え、もちろん「アジアの純真」や「渚にまつわるエトセトラ」のような hit tunesも組み込まれ盛り上がる♪( ´θ`)ノ

渚〜終わりの MCで、「やっぱり外せない定番の曲ってあるし、盛り上がるよね〜」というところから「どこまで意外なことができるか?」と話が進み、「アジアの純真を英語 ver. でやっちゃう?(笑)」なんて案が飛び出す。

確かに、現状(少なくとも日本国内のライヴで)実際にやろうものなら、せっかく「誰もが知っていて、会場全体で一つになれる曲」だというのに、ほとんどの人が (・Д・)ポカーン となってしまうことだろう…。もしかすると、Puffyの中で最もハードルの高い試みであるかもしれない。

■ それでも、ガリレオが Puffyファンであるからには!

いつか実現させちゃいましょうよ!(^^)!

要するに、ライヴに来る人たちの英語力が上がれば、(例えばカラオケのようにバックスクリーンで歌詞表示するなどの方法で)英語詞だろうとついていけるんだから。

コアファンに関しては、英語 ver.の歌詞も覚えていつでも歌えるような状態になっていれば良いんだから!

結局のところ、「Puffyが『アジアの純真の英語版をライヴで披露する』ことが冗談としてしか話題に上がらない」という現象は、日本の英語教育の平均的な実状の反映なのである。

だからこそ、【ガリレオ流】を広めて「日本の英語教育の平均的な実状」をレベルアップしていけば、躊躇なく "True Asia (アジアの純真 英語 ver.)"をセットリストに組み込める下地となる環境は作り出せる。

この記事をご覧になっているデジタルアセス団員の方!(いるのか?)
True Asiaライヴで聴いてみたくないですか? HiHiTitans, Radio Tokyoとか一緒に歌えるように練習してみませんか?

かくして、Puffy 21周年を機に、ガリレオの新たなる野望が生まれた:
Puffy 25周年までに、「True Asiaをセットリストに本気で組み込んでみようか?」と AmiYumiのお二人が本気で検討する後押しができるくらい、英語曲を覚えて歌える Puffyファンを増やす!

★Here is the Path to Wonderland☆

MCにて:
Yumi「みなさん、英語 ver.あるの知ってます?」
Ami「あれ、どんな歌詞だったっけ?」
〜AmiYumi 冒頭を英語で歌い始めてみるも、そもそも二人とも若干歌詞があやふや(^^;)〜

→ 客席で一人、"wait in a bundle, form a circle ~"と歌い出すヤツが
…はい、ガリレオです(笑)


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Thursday, 11 May 2017

/p, t, k/の帯気音を出せるようにした魔法の言葉

前回の Beauty and the Beast主題歌の記事でも解説した、無声破裂音 /p, t, k/の帯気音(説明は記事末尾にて)。
そのような発音の存在に気づくことができたら、自分で実際に正しい音が出せるようにするのが次のステップ。

帯気音は、まさに子音 /p, t, k/と母音との間に /h/のような強い息の放出を伴う発音のため、子音と母音を切り離せてナンボである。しかしながら、日本語の音節構造が基本的に
  • 子音+母音=かな1文字(例: t + a = た[ta])
である影響から、【子音を母音と切り離す】という部分に困難を感じる学習者も多い。

では、ガリレオはどのように指導したか?
以下をぜひ参考にしていただきたい。

★「/p, t, k/の後は『アイウエオ』ではなく『ハヒフヘホ』を言うつもりで!」

これが、"tea"をなかなか帯気音を伴って [tʰiː]と言えなかった生徒の発音を劇的に改善させた魔法の言葉。厳密に言えば日本語の「ヒ・フ」の子音部分は英語の /h/とは異なるのだが、/t/と母音の間に「声帯を振動させない呼気の放出」を伴う感覚を実感してもらう効果は得られる。

上のアドヴァイスに沿った練習をさせる前には、「ta, ti, tu, te, to」を超スローモーションで言わせることで子音と母音の切り離しを狙ったのだが、この生徒に関しては子音〜母音間は広がらずに単に母音部分が伸びてしまっていた。

よって大事なことは、同じ音を指導するためのアイディアを常に複数持ち、「手を替え品を替え」をできるようにしておくこと。授業をしていて常々感じることだが、どこでブレイクスルーが起こるかは、本当に生徒によって十人十色・千差万別である。

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じゃんけんでも、グー・チョキ・パーの3種から選べるのでなければ勝てないでしょ。

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=====

(補足):帯気音について

Aspiration
『絶対発音力』(靜哲人, 2009, ジャパンライム) p. 149より引用。
本文の「/p, t, k/ + ハヒフヘホ」という指導アイディアもこちらを参考にしたもの。

英語の無声破裂音 /p, t, k/の後に強勢の置かれる母音が続くとき、破裂に続いて母音に移行する間に / h /で表されるような「息だけ出している無音状態」を伴う発音。

専門的に表記すれば [ ʰ ]という記号で表される。以下の例を参照:
  • tea [iː]
  • time [aɪm]
  • park [ɑː(r)k]
  • cake [eɪk]

ただし /p, t, k/の後の母音に強勢がこない場合は帯気音とならず、例えば paper [ˈpə(r)] の2つの /p/のうち、語頭は帯気音となるが、語中は無気音(日本語の「パ」の感覚)である。

また、/p, t, k/の前に /s/がある場合は、直後に強勢の来る母音が続く場合でも無気音となる。

  • peak [iːk ] → 帯気音
  • speak [spiːk] → 無気音



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Tuesday, 9 May 2017

「美女と野獣」主題歌はココを聴け!

■ 英語発音学習に超オススメ!

本当に良い曲である…英語の発音を学ぶのにも。
ガリレオ自身、高校時代に何度も練習した曲の一つ。

スローテンポなので、意識を向ければ様々な発音上の特徴に気づくことができる。
例えば、以下の音に注意して実際にどんな発音がなされているかじっくり聴いてみてほしい:
  • tale, timeの語頭 / t /
  • trueの / tr /
  • unexpectedlyの語末 / -dli /
  • changeの母音
  • both aにおける / θ /→/ ə /のリンキング
  • as theにおける / z /→/ ð /の移行


■ 発音解説

tale, timeの語頭 / t /の帯気音

開放されて母音に移行するまでの間に / h /で表されるような「息だけ出している状態」がある。

trueの / tr /

「チュ」にかなり近い発音になる。/ t /を言ってから / r /に行くのではなく、事実上ひとまとまりと考えて良い。 tooという語を発音するときの / t /の舌先の位置と比べると、 trueの場合は最初から / r /への準備で若干後ろ寄りになっている。

unexpectedlyの語末 / -dli /

/ d /で上歯茎に付けた舌先を離さずに / l /に移行する。/ d /は開放されないので「一瞬の間(「ッ」の音)」として現れる。

changeの母音 / eɪ /

決して「チェンジ」ではなく二重母音の / eɪ /であることが分かる。

both aにおける / θ /→/ ə /のリンキング

よ〜く注意すると、舌先と歯の接触が離れた音が聞こえる。

as theにおける / z /→/ ð /の移行

上級者(英語教員でも!直後にTHが来ると / z /が言えない(または theが zaになる)人が多い。まずはこの曲のスピードで確実にできるように練習しよう。

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高校生のガリレオ青年にとっても、「美女と野獣」はアラジンの A Whole New Worldと並んで練習しやすいスピードの曲であった。初級者から充分オススメできるので、ぜひ上に示した注意点に意識を向けて取り組んでみてほしい。
"100年語り継がれるエンターテイメント"の "100年歌い継がれる主題歌"-曲の美しさを彩るような「美女/美男の発音」で歌いこなそう!


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Saturday, 29 April 2017

意外と知らない? "May I~?"と "Can I~?"の大きな違い

許可を求める疑問文で、May I ~?Can I ~?を比較すると、mayを用いた場合は聞き手が決定権を持っている前提で相手に許可を求める尋ね方となり、canを用いた場合は状況的に「〜しても良いか」を尋ねる表現となる。よって、May I ~?の方がより丁寧なニュアンスとなる(下例参照)。

  • May I ask you a personal question?
    個人的な質問をしても差し支えないでしょうか? [formal]
  • Can I ask you a question?
    質問しても良いですか? [casual]

…とまぁここまでは、それなりに詳しい学習者用の参考書などにも解説が載っていることだろう。

一方で、これから紹介する両者の違いは、なかなか専門的な英文法書を紐解かなければ知られていないことかと思われる。

まずは、「ここは誰でも駐車できますか?」を英語で言い表すとき、May I ~?と Can I ~?のどちらを用いるか考えてみてほしい。


==========

【解答・解説】
  • Can everybody park here?
    ここは誰でも駐車できますか?
  • *May everybody park here?
    ※この意味では  mayを用いて上のように表すことは不可。

Mayを用いた疑問文は、あくまでも「聞き手の持つ決定権」によって与えられるか否かが決まる許可について尋ねるものであるため、発話時に与えられる(または拒否される)許可にのみ言及できる。

したがって、以前から(規則や法律によって)与えられている許可について尋ねる際には canを用いる。

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Wednesday, 26 April 2017

BBC News Review活用のススメ


「英語の授業は英語で」という "お題目"が出されて久しいが、その実践のためのリソース-とりわけ、まず教師自身が活用すると良いもの-として、BBC News Reviewシリーズは定期的にチェックする価値があると思う。

ガリレオ流においては、「英語の授業は英語で」などというのは、当然ながら目の前の生徒に対する指導目的に合わせて柔軟に考えるべきことで、all Englishの授業がそうでないものよりも優れているなどと言うつもりは全くない。

とはいえ、最近は特にこうしたニュース英語などの英文を、英語パラフレーズで読み解いていく授業アイディアを考える機会が多いので、この News Reviewシリーズは特に「英単語を英語で説明する」ために大いに参考になる。(この点においては、以前の Words in the Newsシリーズよりも進化した感がある。)

単語学習となれば、未だに「オススメの英単語帳はどれですか?」という学習者が圧倒的に多いのが現状。しかし、訳語と一対一で丸暗記に走ったところで脳の容量はパンクするし、何よりも発展性がない。

一方で英語定義・言い換えを押さえておけば、その単語の "生のニュアンス"を感じ取ることができるし、コミュニケーション上の方略としても、仮にその単語自体をド忘れしても、言い換え表現の方から意味を伝えることも可能になるというメリットがある。

この動画で解説されている privacyなんて単語は、それこそ「プライバシー」という訳語(?)一言で済まそうと思えば済んでしまうものだろう。しかし、"the right to keep personal information secret"と説明すれば、英語ネイティヴは「(個人情報を秘密にしておく)権利」として捉えている感覚がリアルに感じられる。(この「プライバシー = 権利」という感覚は、訳語だけ見ていても気づきにくいことであろう。)

学習者の意識を変えるには、例えばまずは「英単語の授業は英語で」のような部分的なところからでも教師が実践し、その有用性を実感してもらうことからであろう。最近は「英語の授業は英語で」は結局どこに行ったんだ?と思うくらいの「アクティブラーニング」大合唱だが…

★Here is the Path to Wonderland☆
本来一番のアクティブラーナーであるべきは、他でもない、教師自身である。


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