Thursday 13 June 2019

Schwa (あいまい母音 /ə/)を説明するのに、familyという単語を持ってくるセンスの低さよ…

百歩譲って | 'fæməli | Ooo と3音節で発音してみせるならまだしも、思いっきり | 'fæmli | Oo のように、肝心の schwaを抜いて発音しているじゃないか。

  1. スペリングが iの箇所で
  2. (/ɪ/とも /ə/ともつかない) schwaが消えることなく登場し
  3. 生徒が知っている単語

…という条件を満たす単語で候補を探すなら、rabbitpossibleの方が例として優れている。

familyを提示するのはその先で、schwaの「あいまい」度が究極まで行くと消える・音節数も1つ減るよ、ということを示すところで使うべき単語なのである。

英語ネイティヴも含め、発音が出来るだけの【素人教員】の限界は、こういうところ。(そもそも、「発音が出来る」は英語教師として教壇に立つための必要条件にしか過ぎず十分条件ではない。)



Skypeレッスン初回(x2)体験実施中!

Galileo's English Lab_logo

お問い合わせはこちら

動画で授業を上げている英語講師に告ぐ。


色々なところで動画授業をアップしている講師連中を眺めてみる限りだが、一応は「聞くに堪える」程度の発音ができている人が多少なりとも出てきているかな?という印象はある。

しかし、往々にして足りていないのが「生徒が同じように発音できるように鍛える」という意識。

早口でワナガナ喚いたところで自己満足にしか過ぎねぇんだよ。

とりわけ、同じ教室内で実際に生徒を目の前にしているのではなく、「画面越し」という状況である。🔥心の底からの情熱🔥無くしては、モニターの先にいる生徒の発音が変わることなどあり得ない。

教師(ましてや生徒と同じ日本語を母語とする教師)が口にする英語というのは、「これを忠実に真似しろ❗️」という模範。生徒が忠実に真似できるように、【聴かせる】という意識を持って発音せよ。



Skypeレッスン初回(x2)体験実施中!

Galileo's English Lab_logo

お問い合わせはこちら

Wednesday 12 June 2019

字幕なしで洋画を観る・辞書なしで洋書を読む→必要な単語レベルは?|ガリレオ流・英語学習論

字幕/辞書なしで内容理解
→全体の◯%の単語を知っている必要がある。


※埋め込みプレーヤーが上手く作動しない場合は  https://youtu.be/ih173PnTkV8

英語語彙学習研究の第一人者である Paul Nation博士の研究を紹介しつつ、「海外ドラマは350の単語でできている」だの「日常会話に使われる単語は中学英語だけでOK」といった甘い言葉を囁く英語詐欺師たちが使う数字のトリックを暴く!

◆References:


  • Nation, I.S.P. (2006). How large a vocabulary is needed for reading and listening?. Canadian modern language review, 63(1), 59-82.
    https://www.utpjournals.press/doi/pdf/10.3138/cmlr.63.1.59
  • 望月正道, 相澤一美, & 投野由紀夫. (2003). 『英語語彙の指導マニュアル』. 東京: 大修館.



Skypeレッスン初回(x2)体験実施中!

Galileo's English Lab_logo

お問い合わせはこちら