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Saturday, 3 July 2021

Buffalo buffalo Buffalo buffalo buffalo buffalo Buffalo buffalo.

 ウソみたいだろ。文法的なんだぜ、これで。

…ということで、この例文を解説しているわけなのですが、後半には英語/語学学習に役立つ示唆として【正しく〇〇できること】の重要性についても触れており、ぜひお聞きいただきたい放送となっています。

ぜひ、放送中に何回 buffalo 🦬 が登場するか数えてみてください(笑)

参考

Buffalo buffalo buffalo: One-word sentences and how they work - Emma Bryce (TED-Ed)


Pinker, S. (1994) The Language Instinct, William Morrow: New York.

Wednesday, 12 June 2019

字幕なしで洋画を観る・辞書なしで洋書を読む→必要な単語レベルは?|ガリレオ流・英語学習論

字幕/辞書なしで内容理解
→全体の◯%の単語を知っている必要がある。


※埋め込みプレーヤーが上手く作動しない場合は  https://youtu.be/ih173PnTkV8

英語語彙学習研究の第一人者である Paul Nation博士の研究を紹介しつつ、「海外ドラマは350の単語でできている」だの「日常会話に使われる単語は中学英語だけでOK」といった甘い言葉を囁く英語詐欺師たちが使う数字のトリックを暴く!

◆References:


  • Nation, I.S.P. (2006). How large a vocabulary is needed for reading and listening?. Canadian modern language review, 63(1), 59-82.
    https://www.utpjournals.press/doi/pdf/10.3138/cmlr.63.1.59
  • 望月正道, 相澤一美, & 投野由紀夫. (2003). 『英語語彙の指導マニュアル』. 東京: 大修館.



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Saturday, 13 April 2019

英語の予習指南 ~高校2年・ガリレオ青年の革命~|ガリレオ流・英語学習論

効果的な英語の予習とは?


※埋め込みプレーヤーが上手く作動しない場合は  https://youtu.be/V-RHcC7oHQo

塾・予備校・通信教材を一切使ったことのなく、学校の授業と独学だけで英語力を伸ばしてきたガリレオが、高2の春に独断で英語の予習方法を大幅に変え、その後の学習効率を爆上げしたエピソードを紹介。

  • 英語の学習で本当に時間と労力を注ぐべき対象とは?
  • 文法訳読式の授業で、全訳を用意せずに「英語科最恐 TOP 2」の先生を納得させた【ガリレオ青年流・英語予習術】とは?
  • 英語のノートはどう作るべきか?
→ 答えは動画にて!



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Sunday, 31 March 2019

受験英語は役立つ!? ~文法学習が Churchill元英首相に与えた影響~|ガリレオ流・英語学習論

Churchill元英首相が学生時代に学んだことは、
日本の
「受験英語」そっくりだった⁉️



Churchill元英首相といえば、第2次世界大戦中にイギリス軍がナチス・ドイツに敗れて危機的な状況の中、徹底抗戦の力強い意思が込められた以下のスピーチを残したことで有名:
We shall fight on the beaches,
we shall fight on the landing grounds,
we shall fight in the fields and in the streets,
we shall fight in the hills;
we shall never surrender.
このスピーチが英国民の心を揺さぶったのはなぜか?

他方、日本の政治家どもが口にする「誠に遺憾に思います」・「前向きに善処します」・「諸般の状況を鑑み、コンプライアンスに従ってコンセンサスを持って云々…」といった答弁から何も伝わってくることがないのはなぜか?

言語現象には必ず理由がある。

実は学校では落第生だった Churchill少年の言語感覚を養ったのは、他でもない、日本の受験英語で行われているような徹底した文法指導・構文解析演習だった!

ぜひ、動画で詳細をお確かめください(^^)


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Saturday, 2 March 2019

自然に囲まれて育った子どもはメンタルを病むリスクが55%減!

実験の概要

  • Aahus大学(デンマーク🇩🇰)の Kristine Engmannらが行なった調査
  • 1985年〜2003年の衛星データを元に、90万人以上のデンマーク人が子ども時代に住んでいた家と、自然のある場所の近さを調べ、大人になってからの精神疾患発症リスクと比較した

結果

  • 子ども時代に自然に囲まれた環境で育った人は、精神疾患発症リスクが最大55%低かった
  • 特に「生後👶〜10歳👦まで」の間に自然豊かな環境で過ごした時間が長いほど、成人後のメンタルヘルスに好影響
  • 他にメンタルヘルスに影響を与えそうなファクター(社会経済的地位 / 家族の精神疾患発症歴 / 都市部への移住など)を調整しても、同様の結果が見られた

示唆される内容

  • 現代では世界人口の55%が都市部の建物が立ち並んだ環境🏙に住んでおり、2050年までにその割合は68%に増えると見込まれている
  • 都市開発計画において自然🌳に触れられる環境を整備することが、メンタルヘルス💝に及ぼす影響を充分考慮する必要がある

=====

すぐに使える!学術英語

  • disentangle |ˌdɪsɪnˈtæŋɡl̩ |: 紐解く

→ dis-: 分離 + en-: 他動詞を作る接頭辞 + tangle: もつれ

本文の実例

Researchers from around the world have been trying to disentangle each of these risk factors, [...]
「世界中の研究者がこれらそれぞれのリスクファクターを紐解こうと研究を重ねており、[...]」
=====
POLYGLOTSから - Medical News Today: Growing up in a green area may help support mental health https://www.medicalnewstoday.com/articles/324575.php #polyglots


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Friday, 1 March 2019

公園で20分過ごすだけでストレス軽減!?

実験の概要

  • University of Alabamaの Hon K. Yuenらが行った調査
  • 94名の成人(うち4名は実験に2回参加)が対象
  • Alabama州 Mountain Brook郊外の公園3箇所のいずれかで20分間過ごしてもらった

結果

  • そこで運動を行ったかどうかに関わらず幸福感がアップ⤴️

示唆される内容

  • 「何をしたか」よりも「何分過ごしたか⏱」の方が重要
  • 年齢や病気・ケガなどで運動が難しい人でも、公園を訪れて自然🌳に触れるだけで健康に良い影響が期待できる
  • 都市開発の中で公園の意義は軽視されがちだが、市民の健康増進のために公園が果たす役割は大きい

本研究の限界

  • 調査規模が小さい(3つの公園・6ヶ月の調査機関)
  • 参加者の健康状態の変化を客観的に測定したわけではない

=====

すぐに使える!学術英語

  • the original intent of ~ is to ...

「〜の元々の意図は…をすることである」

→本文の実例:
[...] the original intent of the project was to validate previous research findings on the impact of park visit on emotional well-being, [...] 
「本研究の元々の意図は、先行研究で示されている、公園を訪れることでの精神面の健康への影響を証明することであり、」
=====
POLYGLOTSから - Urban park visit improves emotional well-being https://www.news-medical.net/news/20190226/Urban-park-visit-improves-emotional-well-being.aspx #polyglots



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Thursday, 28 February 2019

運動は夜に行っても眠りを妨げないし、食欲も抑制する…かも?

オーストラリアの Charles Sturt Universityが11人の中年男性を対象に行った実験によると、午後7時〜9時に高負荷の運動を30分(実験では「1分間全力で自転車を漕ぐ→4分休憩」を6セット)を行った後の食欲ホルモンの分泌および睡眠の質を調べた結果、一般的に信じられているような睡眠への悪影響はみられず食欲を増進させる効果を持つホルモン ghrelinが大幅に減少した。

実験のサンプル数が少ないため、一般的な結論を導くには至らないが、この実験では運動時のパフォーマンスが、朝(午前6時〜7時)よりも昼(午後2時〜4時)や夜(午後7時〜9時)の方が高いことも観察された。

性別や年齢というファクターだけでなく、体内時計 (chronotype)の特徴によっても違うんじゃないの?という印象はありますが、ベストな運動タイミングを考える上で参考になるかもしれないし、必ずしも運動は朝方にしなければならないものではない、ということがわかれば、習慣化もしやすくなるでしょう。

POLYGLOTSから - Evening exercise does not negatively affect sleep, may also reduce hunger https://www.news-medical.net/news/20190221/Evening-exercise-does-not-negatively-affect-sleep-may-also-reduce-hunger.aspx #polyglots


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Sunday, 30 December 2018

🇮🇹GSI (Galileo Studies Italian): 実家にあった箱で今年の学習成果を実感したぞ、という話

■ こんな箱があったとさ

selezione di regalo
selezione di regalo = gift selection
実家にあった箱。イタリア語が書いてあったので読んでみたら大体わかったので、今年の学習の成果を感じた瞬間。

■ 「読んでわかった」を考察

完璧ではないにしても「読んでわかった」という実感が得られた理由を考察してみると:

  1. 音読(発音)ができる
    orgogliosi (= proud)のように知らない単語もあったが、gliという部分も含めてどう発音されるかは知っているので、「手も足も出ない」という感がない。
  2. 文法がわかる
    Tutti i nostri prodotti sono stati sviluppati dai nostri signori esperti.sviluppatiは知らない単語だったが、"All our products have been [  ?  ] by our experts."まで解読できたことで、想像で補える範囲に収まった。(実際には sviluppati = developedの意。)
  3. 英語からの類推
    → イタリア語(もっと言えばヨーロッパ諸言語)に関しては、もともと知らなくても英単語との関連で理解できる単語が多い。この中では例えば ingredienti = ingredients, prodotti = productsなど。

「想像で補える範囲」とは?

Victoria Universityの Paul Nation教授による調査では、理解を伴って読める文章の目安は全体の98%の単語が理解できるもの、と示されている。もちろん、単語だけの問題ではなく、上記 2. のように、文の全体的な構造が理解でき、例えば受動態が使われている文の過去分詞の単語がわかっていないんだ、というような感覚も必要であろう。

その上で、例えば形容詞や副詞といった修飾語がわからないということであれば、主要部となる名詞や動詞の意味の方さえ理解できていれば、とりあえず飛ばし読みをしても大きく理解は崩れない。

一方、例えば主語のメインとなる名詞そのものが知らない語で、パラグラフ全体のトピックがその名詞の表す対象であるような場合は、文脈から想像して復元できる場合もあるにせよ、往々にして辞書で調べた方が早くて効率が良い、という判断になる。

■ まとめ

このような意味でも、音読力は語学の基礎の基礎。
スラスラと音読できないものは、スラスラと理解できるはずもない。また、文字や単語レベルを読むことに精一杯で、意味の切れ目やプロソディー(より大きなまとまりの強弱・リズム・イントネーション)面に意識を向ける余裕がないうちは、まずは一度にワーキングメモリで処理できるチャンク(まとまり)の拡張を優先して学習すべき段階ということになる。←GSK: ガリレオの韓国語学習は、まだこちらの段階と自覚している。

逆に言えば、はじめて目にした単語でも、とりあえずその言語における発音ルールに従って瞬間的に "読める"ようになれば、ハードルが高く見えても多読学習のスタートを切って構わないとガリレオは考えている。実際に高3でハリポタを読んだときもそうであったし、GSIでは現在使用中のテキスト Nuovo Progetto italiano: Quaderno degli esercizi 1の次は多読テキストに進もうと考えています。

「その言語における発音ルールに従って瞬間的に "読める"」ということに関して言えば、英語はスペリングと発音の対応関係が、歴史的背景も相まって複雑なことになっている。それだけに、英語音声学・音韻論に基づいたメカニズムから発音を学ぶということは、他の言語以上に有効な学習方法と言えるのである。

☆Here is the Path to Wonderland★

残念ながら、中身は空だった(T ^ T)


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Tuesday, 25 December 2018

コロンとセミコロンの使い分けを英語名言で学ぶ!|【ガリレオ流】脳に「キク」英語の授業

■ ガリレオ流・学習効果を最大化できる音声授業

侮るなかれ



↓↓↓動画リンク↓↓↓
https://youtu.be/bWsA4jfPqlE
※うまく再生できない場合は上記URLをご利用ください。

==========

本動画について(目次):

  • 1:02 colon : の原則
  • 1:21 アインシュタインの名言で実例検討(1)
  • 2:16 semicolon ; の原則 = 〇〇詞相当
  • 3:21 アインシュタインの名言で実例検討(2)
  • 4:00 オスカー・ワイルドの名言で学ぶ!セミコロンに結ばれた「ことばの力強さ」
  • 4:39 セミコロンと論理関係を示す副詞(句)の協力プレイ
  • 5:27 協力プレイの実例を見てみよう
  • 6:21 復習法指南:脳に「キク」授業の真髄とは?
  • 7:34 お知らせ~音声授業動画とガリレオ研究室 Instagramについて~
==========

参考文献:

Swan Michael. (2016). Practical English Usage 4th eds. Oxford University Press, Oxford.
https://amzn.to/2ENTGZd

Nestojko, John & C Bui, Dung & Kornell, Nate & Bjotk, Elizabeth. (2014). Expecting to teach enhances learning and organization of knowledge in free recall of text passages. Memory & cognition. 42, issue 7, pp. 1038–1048.
https://doi.org/10.3758/s13421-014-0416-z
==========

★新着レッスン動画を見逃さない!☆

チャンネル登録・高評価もよろしくお願いしますm(_ _)m






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Sunday, 23 December 2018

週3日の運動と食事改善でシニア世代の脳が9歳若返ったぞ!という研究

Duke Universityの臨床心理学者 (clinical psychologist) James Blumenthalを中心とする研究グループが、高血圧症などの心疾患リスクと軽度の認知機能の衰えを抱えた、運動習慣のない55歳以上(平均65歳)の男女160名を対象に、以下の4グループに分けて調査を行なった。
“Lifestyle and neurocognition in older adults with cognitive impairments: A randomized trial”

=====

1: 食事改善グループ

DASH (Dietary Approaches to Stop Hypertension) dietと呼ばれる食事法に従い、塩分・脂質・糖分を控え、果物・野菜・全粒粉を多く取り入れた食事を6ヶ月摂ってもらった。

2: 運動習慣グループ

最初の3ヶ月で「ウォーミングアップ 10分+ウォーキング or エアロバイク 35分」の運動を週3日→残り3ヶ月は管理指導の下で各自で運動を行なってもらった。

3. 食事+運動グループ

DASH diet & 最低週3日の運動

4. 統制群

食事・運動のアドヴァイスを受けただけ

=====

Results:

6ヶ月後に認知テストを行い、調査開始時の結果と比較したところ、「3. 食事+運動グループ」において、脳年齢に約9歳の若返りが見られた。また、運動ありのグループ(2+3)では、脳の実行機能 (exective function: 複雑な課題の遂行に関わる認知システム)における改善率が大きかった。

=====
被験者は「もともと運動習慣のない人」であったのだが、6ヶ月間リタイアする人も出ず、上記の通り結果にも差が見られた。「もう歳だから…」と諦めてしまうことこそ、最大の衰えなのかもしれない。無理のない範囲でも「やるか・やらないか」で大きな差が開く(実際、脳年齢が9歳若返るって相当なものでしょう)。

☆Here is the Path to Wonderland★

(文字通り)一歩踏み出すところから始めてみましょう!

POLYGLOTSから - Exercising three times a week can improve brain power in seniors https://www.news-medical.net/news/20181220/Exercising-three-times-a-week-can-improve-brain-power-in-seniors.aspx

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Saturday, 22 December 2018

シニア世代になってもセックスライフを楽しむ人の方が、健康的で人生の満足度も高いぞ!という研究

Anglia Ruskin Universityと University College Londonの研究者が、65歳以上の英国人 7,879人(!)を対象に、過去1年間に性的交渉があったかを尋ねた研究によると、Yesと答えた人の方が人生の満足度を高く感じていることが明らかになった。

記事を読んで思わず笑ってしまったのが、男性と女性の違いに関する言及:女性の場合は、親密なふれあい(イチャイチャ)がより幸福感を高める要因であり、性交渉そのものによる影響は見られなかったのに対し、男性の場合は…
On the other hand older men had a greater sense of well being with regular sexual intercourse.
-- 記事より引用
なんともわかりやすい( ̄∇ ̄)

POLYGLOTSから - Regular sex associated with greater enjoyment of life in seniors

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Wednesday, 21 November 2018

ハムレットはデブ⁉️

Puffyのライブハウスツアー「謎にツーマンシリーズ~九州編~」の鹿児島・宮崎公演に参戦してきまして、帰りの移動日の空港に移動する前にできた空き時間に、みやざきアートセンターを訪れてみました。

みやざきアートセンター

その 4F libraryで出会った本が『ハムレットは太っていた!』(河合祥一郎, 2001, 白水社)


Hamletの 5幕2場の決闘の場面で、ハムレットの母親であるガートルドが、再婚相手であるハムレットの叔父クラウディアスに次の 1行目を言った後、ハムレットに向かって 2行目を言う(太字下線はガリレオによる):
He's fat and scant of breath.(太っていれば息が切れう)
Here, Hamlet, take my napkin, rub thy brows.(はい、ハムレット、私のハンカチで額をおふき)※坪内逍遥 訳
この fatの解釈は、シェイクスピア学者の間でも謎とされており、その事情を知っていたからこそ、上の本のタイトルが目に留まり読んでみたのですが、今まで知っていた内容から一歩進んだ考察が展開されており、思いがけない旅の収穫というものでした。

3行でまとめると:
  1. ここでの fatの解釈として「運動(練習)不足」と「汗かき」の説があるが、どちらも論拠に不充分な点がある。
  2. 現代英語でこそ、fatには「デブ」というマイナスイメージを伴うが、ルネサンス期には「肉付きの良い」というプラスイメージがあったと考えられる。
  3. Hamlet「葛藤」というテーマの中で、「強靭な肉体」と、それを上回る「高い精神・理性」の葛藤を捉えると、従来指摘されてきたように「ハムレットに fatという人物像はそぐわない」とも言い切れない。
という内容。

安井泉先生の「ことばのロマンスーことばから文化へー」(安井泉, 1997, 筑波大学「東西言語文化の類型論」特別プロジェクト研究報告書)を通して、Wooster大学の Waldo H. Dunn教授による "fat = 汗かき"説の流れは把握していましたが、上記 2~3の考察も興味深い。

確かに時代によって単語に付随するイメージは変化しうるものであり、例えば日本でも平安時代に「美人」と称された女性像が、現代社会で「彼女にしたいランキング No.1」に輝くか?といったら相当疑わしい。

同じように考えれば、「栄養価の高い食事を採れる」ことが貴重だった時代の作品を読む際に、現代英語の fatに伴うイメージを持ち込む妥当性を疑うことにも一理ある。この本で 上記 2.の論拠として挙げられていた例として、同時代の文学作品では、女性が自らの容姿の優れていることを自慢げに言うのに「私たち、今日も "fat and fair" でしょう?」という表現が使われていることを示している。

現代の、事あるごとにダイエットに励む女性からすれば卒倒するような単語の選択だが、「豊満な肉体美を持ち、容姿も美しい」といったニュアンスがあったと考えられる。

もちろん、百貫デブのハムレットが贅肉を揺らしながら決闘に臨んでいたら、それは悲劇ではなく喜劇になってしまうが、逞しく力強い肉体を持った男性というイメージを描くのは妥当であるようだと言えよう。

Hamlet_Illustration
マンガ版に描かれたハムレット
Hamlet New Current Illustrated Series/1 (1984, Academic Indusrties, Inc.)

☆Here is the Path to Wonderland★

ロンドンことば・文化探訪で大英図書館を訪ねて以来、旅行時 (Puffyのライヴ遠征も含む)にチャンスがあれば、ご当地の図書館に足を運ぶようにしています。

図書館なら郷土資料も揃っており、一般的な観光地に比べて格段に安上がりに過ごせるわりには得られるものが多い。滞在時間も自分で調節できるので、ちょっと時間が空いた時にも便利。

そこで出会う本というのも旅の縁。


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Wednesday, 17 October 2018

Kindleの半額キャンペーンを利用して、超お得に読書時の集中力を高め、大量の情報を脳に刻み込む方法(の実験)

■ ガリレオ流・超集中速読術(β版)

友人に教えてもらって、Kindle6周年記念キャンペーンで「開拓社 言語・文化選書」シリーズの Kindle版が 10月25日23時59分まで半額程度で買えることを知りました。

このシリーズの本は授業の参考文献として常に座右に置いてあるものもあり、まだまだ興味のあるタイトルも沢山あるので、これは絶好のチャンスなのです。が、

非現実的な速読術に手を出すのでもない限り、まとめ買いしても1度に読めるのは1冊(ましてや Kindle端末で読むならね)。

だとすれば、「読破したら (or 授業に還元できる情報を充分に得られたら) 次を買って良い」という自分ルールを設定することで、キャンペーンが終わる 25日までに集中して速く大量に読むモチベーションに繋がるのでは?と仮説を立て、自分を被験者に実験を行ってみることにしました。

「速読」の本質は、実は速く読むことではなく、どれだけ中身を頭に残すか。そのためには読むときの集中力がものを言う。

そして人間、お金がかかってると強いですからね(笑)
【ガリレオ流・読みたい本をお得に買って記憶に刻む読書術】
実験スタートです!

まずは『学校英文法プラス』(中野清治, 2012)から…



【追記】:2冊目は『日常言語に潜む音法則の世界』(田中伸一, 2009)


【さらに追記】:3冊目は『文法化する英語』(保阪道雄, 2014)



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Wednesday, 26 September 2018

Reading★爆速★解答のための「逆転の発想術」|ガリレオ流・英語学習論

英検1級で英作文に40分残せる!




↓↓↓動画リンク↓↓↓
https://youtu.be/KZMGvK_HX3k
※うまく再生できない場合は上記URLをご利用ください。

=====

本動画について(目次):

  • 0:16 立場逆転!~出題者になろう~
  • 2:33「相手の気持ちを考えて行動しましょう!」←(・Д・`) は?
  • 3:44 「技」を使いこなすための前提
=====

【関連動画】→「脳内リーディング」





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Sunday, 16 September 2018

【人類史上初!】あなたのスマホにガリレオの頭脳が搭載されます。

■ Polyglots × ガリレオ

この度、英語学習スマホアプリ Polyglotsさんからお声がけ頂きまして、協業をさせていただく運びになりました。

「AppStore 英語学習アプリ No.1ダウンロード」・「ユーザー満足度第1位」など評価も高く、既にご存じの方も多いかと思いますが、BBCや TIME, Voice of Americaなどの本物の記事を通して英語を学べるアプリで、普段の学習にオススメ出来るものです。

【既に話が決まっている協業内容】

・アプリ内のチャット機能を使った質問対応 → 受付中!
オンラインセミナーの開催 → 準備中(将来的には教室開催の可能性あり)

※今後、新たな動きがありましたら随時お知らせいたします。

「Teacherに質問」機能の使用には有料プランの登録が必要ですが、スマホひとつで本物の英語記事が読め、疑問解決にガリレオの頭脳を頼れる環境が得られるという意味では、学べば学ぶほど確実にリターンが得られる自己投資となるものです!(巷の英会話スクールに、たかだか週1~2回通う場合に生じる手間と費用・そこから得られる学習の質や量とのコストパフォーマンスを比べてみてください。)

「生徒の質問対応」と言えば、ガリレオ研究室の生徒のレビューの中でも好評をいただいている要素の1つであり、活用していただければ、「今までどんな先生に聞いても解決できなかった疑問」への突破口が手に入ります。

Polyglotsのチャット・セミナーでお会いしましょう♪

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Polyglotsアプリダウンロードは下の画像から:

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Thursday, 12 July 2018

英語多読100万語ってどのくらい?

■ ジェラトーニが教えてくれました♪

英語多読学習の目標として、よく「100万語」ということが言われます。
ガリレオ個人的には別に気にしたこともなかったのですが、先日ふと調べてみたところ、ちょうど  Harry Potterシリーズ全巻の総語数が 1,084,170語であるとのことでした。

それで、「100万語」の具体的なゴールの一例を示してみようと、家にあるハリポタの本を積み重ね、何か高さの比較になるものはないかと思っていた時に閃いたのが…

Harry Potter and Gelatoni
ジェラトーニぬいぐるみ(S)とだいたい同じ

要は、東京ディズニーシーで多くのゲストが抱っこして歩いている、普通サイズのジェラトーニ。かなり大雑把ですが、洋書を積んでいって彼くらいの高さになれば、100万語の多読を達成できている可能性があるということですね。

もっとも、「目指せ100万語!」と壁に貼り、ハチマキを締めて取り組むようなことではありません。前回の記事の動画でも語っている通り、純粋に楽しんで進めていくうちに、気がついたら100万語でも 1,000万語でも読んでいた…となるのが本当の多読のあり方と言えるでしょう。

ただ、多読学習に取り組んでおり、お家にジェラトーニをお迎えしていれば、試しに積んで比べてみるのも面白いかと(^^)
※ ちなみに、ステラ・ルーでも(耳を除いて)ほぼ一緒;ダッフィーとシェリー・メイは若干大きめです。

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あぁ、これ、だいたいジェラくらいじゃない?…って、秒で思いついたという(笑)


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Friday, 6 July 2018

多読学習に"graded readers"をあまり好まない理由|ガリレオ流・英語学習論

■「Graded readersすらも読めなかった…」と嘆く前に!

~実はあなたのせいじゃない?~



↓↓↓動画リンク↓↓↓
https://youtu.be/9EB1QzpvPsI
※うまく再生できない場合は上記URLをご利用ください。

=====

本動画について:

  1. Graded readersとは?
  2. 「やさしい英語」の落とし穴
  3. これを1日1錠飲めば、健康な生活が…
  4. 英語人生を変える1冊
=====

英語の多読学習で一般的に勧められる graded readersだが、実は「やさしく書き直された英語」を読んでいても得られないものがある。

高校3年生の時に Harry Potter and the Chamber of Secretsを原書で読んで「英語人生」を変えたガリレオの実感に基づく、本物の英語多読学習論。

★Here is the Path to Wonderland☆

運命の1冊と出会い、素晴らしき物語の世界へ旅立とう!


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Monday, 11 June 2018

英文読解のヒント:表現の選択から伝えられる筆者のメッセージを受け取っているか?

■ 英文読解クイズに挑戦!

〜筆者の本音は賛成 or 反対?〜

次のパラグラフを読んで、ここで説明されている内容('stress-timing'に基づいて英語リズムの仕組みを説明すること)に対しての筆者の立場を考えてみてください:
In most descriptions of English pronunciation over the last seventy years the notion of 'stress-timing' is invoked to explain English rhythm; by such a theory 'stressed' syllables (including primary and secondary accents and other syllables made prominent by 'stress' alone) govern the rhythm of English utterances, an equal amount of time being said to be taken between each two stressed syllables and between the last stressed syllable and the end of the utterance,
「強勢拍リズム」という英語発音に関する専門性の高い内容なので難しいかもしれないが、英文の表現から筆者がそれに賛成なのか反対なのかを読み取れるでしょうか?(なおガリレオ研究室の生徒の皆さんに関しては、初回レッスンの The Rabbit Holeで説明していることなので、内容も確認するように心がけてください。)

■ 筆遣いに現れるメッセージ

結論から言えば、上のパラグラフには "However, all attempts to show such timing instrumentally have been unsuccessful, [...]"(同上, 太字はガリレオによる)という文が続き、このことから筆者は「強勢拍リズム」の妥当性に疑問を呈している(=反対の立場)ということになる。

ただ、英文読解の実力がある人ならば、Howeverという単語が視界に入る前の段階で、上に挙げたパラグラフは筆者の立場に反するものであり、したがって後に逆接の内容が続くはずという予測が立てられるのである。

なぜ、そこまでハッキリと言い切れるのか?
細かい英語表現に筆者のメッセージが込められているからである。
以下、1つずつ確認していこう。ぜひ、ご自身が判断基準とした箇所と照らし合わせて見ていってください。
In most descriptions of English pronunciation over the last seventy years the notion of 'stress-timing' is invoked to explain English rhythm; by such a theory 'stressed' syllables (including primary and secondary accents and other syllables made prominent by 'stress' alone) govern the rhythm of English utterances, an equal amount of time being said to be taken between each two stressed syllables and between the last stressed syllable and the end of the utterance,

1. In most descriptions...


(過去70年において)英語リズムに関する主流の・一般的な説明方法が「強勢拍リズム」であったということが述べられているわけだが、論文や専門書では「一般的に考えられていること」を単になぞっても意味がなく、むしろ「一般的には××と考えられているが、実は〇〇が正しい」ということを示してこそ価値が生まれる。

もちろん、100%成立するテクニックのようなものとして使えるわけではないが、1つの傾向として「一般論 vs. 筆者の主張」の対立軸で話が展開する可能性は押さえておいて損はない。

2. 引用符の使用:'stress-timing', 'stressed', 'stress'


英文において punctuationは恣意的な記号ではない。

大雑把に言っても、引用符 (quotation marks)は「引用」すなわち筆者本人ではない誰かのことばを示しており、ここでは(筆者本人の考えとは異なるものの)一般的に多用されている用語を提示するにあたり、「いわゆる (= so-called) "stress(ed)"」といった意味合いを表していることになる。

3. by such a theory


日本語で「『そのような』理論では…」という風に書かれていた場合、筆者自身の考えとの距離が感じられるであろう。英語でも同様に、例えば this theoryのようにも言えるところで such a theoryと表現しているからには、筆者がその theoryを自分自身の領域内に入れずに話している気持ちが込められていると考えられる。

4. being said to be taken


筆者自身も同じ考えであるならば、「(その理論では)〜であると言われている」などといちいち言う必要がない。by以下の箇所は、もし筆者が賛成派なのであれば、例えば以下のような英文で書かれているはずなのである:
by this theory, stressed syllables [...] govern the rhythm of English utterances, an equal amount of time being taken between each two stressed syllables [...]
※ただし、専門用語として際立たせるために 'stressed'と引用符がつく可能性はある。

■ 教師自身も常に updateが必要

ガリレオ研究室の生徒の中にはお気付きの人もいるかもしれないが、上で引用した英文の内容により、The Rabbit Holeで説明していることには若干の修正が必要になる。

もちろん、これから新規受講する生徒には最新版の情報で解説しますし、継続受講生にも授業の中で指導していきますのでご安心ください(^^)

実際、ガリレオとしては、日本語ネイティヴの英語学習者に対しては「強勢拍リズム」への意識→現実に即した微調整という形で指導する方が、これを読んだ上でもなお現実的なアプローチだと判断していますし、そもそも根底が覆るような話でもないので。

それよりも重要なこととして改めて感じたのは、「当たり前」だと思って指導していることも、当たり前だと思い込み続けていてはいけないということ。やはり、学び続けることで自身を updatedな状態に保っておくことができるものである。

★Here is the Path to Wonderland☆

発音指導をきちんと行っていれば、Borrowing Rulestress-timed rhythmも普通に教えていることの裏付けなんだよね。

(引用英文の大意)
過去70年における英語発音に関する多くの記述の中では、英語のリズムを説明するのに「強勢拍」という考えが用いられている。そのとうな理論に基づけば、「強勢の置かれる」音節(第1・第2アクセントのある音節や、「強勢」によって音声的卓立が生じる音節)が英語の発話のリズムを支配し、強勢のある2つの音節の間、および最後の強勢が来る音節と発話の末尾までの間では、(発音するのに)同じ長さの時間を要すると言われている。





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Friday, 26 January 2018

英検:自己採点考

先週末、英検の第3回検定が行われました。受験された方、どうだったでしょうか?



…敢えて漠然とした問いかけをしてみたわけですが、実際に受験した自分の出来について、「どれだけ詳しく客観的な自己分析ができているか?」というところが、結果に関わらず非常に重要な事である。

というのも世の中には、いつも漫然と受験しては「今回は(比較的)良かった・出来が悪かった」などと場当たり的なことしか言えず、結局は"英検協会のお得意様"になっている人が沢山いるわけで…( ̄∀ ̄;)

今回の記事では、自己採点の結果、残念ながら合格ラインには届いていなさそう…という人を対象に、ガリレオ自身の過去の経験も踏まえ、着実に目標達成へと近づいて行くための学習方法を論じていきたい。

■ 自分の立ち位置と目標レベルの差

まず、今回の結果を踏まえて、素点ベースで良いので、各大問・Part毎に何問正解を目指すか明確にしよう。

例えば、ガリレオの英検1級受験時の正解数の推移は以下の通り:
(2010年度→2013年度→2014年度・いずれも第3回検定・2014年度に合格)

  • 語彙・熟語:11問→13問→18問 / 25
  • 読解(空所補充):4 → 6 → 5 / 6
  • 読解(内容一致):8 → 10 → 9 / 10
  • リスニング
    • Part 1:6 → 9 → 9 /10
    • Part 2:5 → 9 → 7 / 10
    • Part 3:2 → 2 → 4 / 5
    • Part 4:1 → 2 → 1 / 2
  • 作文:20 → 12 → 18 / 28

ガリレオの場合、まず読解は初回受験時から勝負できる手応えを感じていたので目標は9割。リスニングについては、全体として75%程度の正答率を目標とし、克服すべきは Part 3ということを意識していた。

一方、語彙問題については鬼門とは感じていたものの、単語集に頼るような勉強は違うと思っていたので、「15~16問取れれば御の字」くらいでいたら、自身の総合的な実力が高まるにつれて自然と正答率も上がっていった。

英作文は(昨年の IELTSでもやや苦戦したが)、自分の手応えと採点結果が(良い時も悪い時も)あまり整合しなかったので、ざっくりと「16点レベル以上のものが書けるように」という目標でいた。

実際に合格した 2014年度においては、満点を取れた partこそないものの(←ちょっと残念 ^^;)、それぞれ目標ラインにほぼ沿う形で得点できたことになる。

もっとも現在では CSEスコアによる採点・合否判定に変更されているため、より各技能でバランス良く得点する必要があるでしょうが、考え方・目標の立て方としては参考にしていただければ幸いです。

■ 己を知る

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。

知彼知己、百戰不殆。不知彼而知己、一勝一負。不知彼不知己、毎戰必殆。
-孫子
有名な「彼(敵)を知り己を知れば…」の故事は、「百戦殆うからず」の先まで見ると、上のような内容となっている。

試験に置き換えて考えれば、「彼を知る」という部分は、それぞれの試験に応じた対策であり、受験前に行われるものが多くを占める。

一方、「己を知る」という方は、幸いにして試験で命を落とす危険性はほぼないので、受験後の自己採点のタイミングも大切な機会として活用したい。

とりわけ、高い目標級に初めて挑むような場合は、もちろん一発合格できれば言うことなしではあるが、「本番の空気の中で自分がどれほどの力を発揮できるのか?」というところは、実際に受験して初めて見えてくるものも多い。

孫子の教えに耳を傾ければ、己を知ることの重要性が特に強調されているのが感じられる。受験経験を今後に存分に活かすためにも、どの問題でどのくらいの差を埋めるのか?というところを明確にしていこう。

過去問や模試タイプの問題に取り組む際にも、細かいクリア目標を常々意識しておくことで、安定した結果を残すための指針が見えてくるはずです。

★Here is the Path to Wonderland☆

現状と目標の差を最短距離で埋めるなら:
ガリレオ研究室「英検・IELTS・TOEFL対策〜『美しく』目標を勝ち取るために〜」



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Saturday, 20 January 2018

センター試験 (2018 英語)を解いてみた:解答のポイント

今年度は、ガリレオが実際に全問を解いていく様子を動画にしました。
  • ガリレオはどのように本文内容を把握しているのか?
  • どこに注目して正解の選択肢を判別するのか?
  • どのようなペース・時間配分で解き進めていくのか?
…といったところを観察し、センター英語はもちろん、各種英語試験に挑む際の参考にしていただければ幸いです。


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設問ごとの解答のポイント

第1問

  • 秒殺せよ。
何度もブツブツ言いながら「どれだどれだ?」とやっていないだろうか?

試験開始直後で時間配分を気にする意識が向きにくい段階だからこそ、ここで時間を浪費してしまうと後がキツくなる。上の動画では 2分13秒で解き終えているように、サッサと先を急ごう。そのためにも、発音・アクセントに対して不断の学習意識が欠かせない。

また、スペリングと発音の関連については、一度集中的に学んでおくことを勧める。
(特に母音 → ガリレオ作成の資料をご参照ください。)

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第2問

  • 現場で使われているんだ!
例えば、A-問1 [8]で「安い」と言っても salaryのことを表すのに lowを選ばせたり、C-問2 [25]では「バスに乗っていたら道が混んでいて間に合わなかっただろう」という文脈の上で I wouldn't have taken the train without your suggestion.という文を完成させたりと、実際に英語を使う場面で適切な単語や文の選択ができる力を問うている印象を受けた。

この傾向は、大学入試改革が行われても変わらないだろう。しかるに、ただ一問一答式の文法・語法問題集を黙々とこなすだけの勉強では不十分であり、学んだ表現を自ら使いこなせる力にまで昇華させることを意識して学習することが重要となる。

今後、4技能型試験の導入により、文法・語法の力は writing / speakingによる評価の比重が高まっていくと考えられる。この意味でも、「安い = cheap」のようなバカ暗記ではなく、コミュニケーションの現場で実際に outputすることを見据えて学んでいこう。

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第3問

  • A: 抽象-具体はセット。
  • B: 全員が共通して言及しているキーワードを見逃すな!
A-問2 [28]は、For example, で導入されている具体例が 「トマトは果物の一種」という考えをサポートする内容であり、前文の内容とそぐわないというものであった。例示は主張とセットであり、よって必ず整合性が見られる。

それぞれの文をバラバラに見るのではなく(ましてや、一文ずつ訳して終わりにするのではなく)、「今読んでいる文は、パラグラフ全体・文章全体の中でどのような役割を果たしているのだろうか?と考えながら読み解いていく習慣をつけよう。

また B-[32]では、昨年に引き続いて「全員の意見に共通する要素」が問われた。本文を注意して読めば、異なる3つの立場の人(たち)の意見の中に audienceというキーワードが表れていることに気がつくであろう。来年も同じ傾向で出題される可能性があるので、意識しておくと良いかもしれない。

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第4問

  • A: グラフ表現は何かと必要。
  • B: 条件を満たすものを探しに行こう!
第4問Aの図表問題では、当然ながら「図表のデータ⇔英語表現」と相互変換できる力が重要になる。上で書いたこととも重なるが、例えばビジネス英語でも、売上高や市場シェアなどを図表化して説明する機会は日常茶飯事だろうし、実践での必要性が高い。

そのような背景もあってか、近年注目度が高まっている TEAPでも Readingの Part 2Aが丸々「図表の読み取り」であるし、IELTS (academic module)の Writingの Task 1でも図表の説明が課されている。

第4問Bは設問→文書の順となっており、情報を探して読むという感覚が強い。特に問2, 3のように、条件が指定され、それを満たすものを選ぶ問題では、文書中の複数箇所に散りばめられた情報を漏らさず統合して判断しなければならない。これは TOEICに酷似している。

余談ながら、センター英語では、ここで簡単な計算を要する問題が毎年1問ある。受験生はもっと難しい数学なども受ける人が多いだろうから心配には及ばなかろうが、ここでミスしないようにしよう。(流石に現役の時ではないが、大学時代にその年の問題を解いてみた際、繰り下がりの引き算ミスか何かで満点を逃したことがあります…^^;)

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第5問

  • Imagine!!
タコの宇宙人 (・o・)/ に惑わされた受験生も多かったようである。確かに SF色が強く、日誌に書かれている状況を具体的に想像するのが難しかったかもしれない。

ガリレオとしては、もし現役時代にこの問題が出されていたとしても、なにせ受験勉強の合間に Harry Potter and the Chamber of Secretsを読んでいたわけなので、日常あり得ない状況描写だろうとも恐るるに足らずであったことだろう( ̄∀ ̄) だからと言って「受験対策にハリポタを読め!」と勧めるわけではないが、物語文はイメージ化しながら読むと良い。

そのトレーニングには Ted-Edの動画がオススメ。リスニング学習でもよく生徒に勧めているのだが、読んだり聴いたりした英文の内容を、このアニメーションのような感覚で頭の中に描き出してみると良いだろう。Ted-Edならば English subtitleに困ることは殆ど無いだろうし、日本語字幕つきの動画も豊富に揃っている。

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第6問

  • 分割して統治せよ。
動画 57:34~をご覧いただければ、第6問では「望遠鏡・顕微鏡・カメラ・X線」のようにパラグラフごとで内容を整理しながら読み進めていることが観察できよう。

80分という試験時間との戦いの場では、無駄な読み直しを出来るだけ排することが勝利につながる。もちろん、読み直しが必要な場合もあるが、該当箇所を素早く見つけられることがタイムロスを防ぐ。

今回の動画では、本文をほぼ全て音読し、軽く解説を挟みながらであっても、1時間ちょっとで全問を解き終えている。時間配分に苦労している受験生も多いだろうし、ガリレオ自身も、現役の時には試行錯誤を繰り返した。

しかし、そこで「速読力をつけるには…?」と、スキミングだのスキャニングだのといった隙だらけの "リーディングストラテジー"や、あるいはお題目だけの "パラグラフリーディング"といったテクニックに走らなくとも、きちんと全文を読んだ上で余裕を持って解き終える実力は身につけられるということを肝に命じてほしい。

また、第1パラグラフを読み終えた時点で、天体望遠鏡や顕微鏡の具体例を自ら導き出している点(カメラや X線までは発想が及ばなかったが…)にも注目して頂きたい。

言語学関連の専門書や論文を読み漁る中で、自然と先に書いてある内容を予測するクセがついたわけですが、「考えながら主体的に読む」という模範を示せたかと自負している。

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★Here is the Path to Wonderland★

センター試験を受験した皆様「お疲れ様でした」
…などという言葉をかけるつもりは無い。

駆け抜けろ!



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