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Friday, 25 June 2021

信号機の「黄色」は🇬🇧英語で?

 イギリス🇬🇧や、カナダ🇨🇦では、信号機の「黄色」は ‘yellow’ではない!?

イギリス入国に際しての traffic light system rulesが設定されている中、日本が無事に少なくとも「黄色」ステイタスを保って、無事に渡英できることを願うばかりです。

amber / ˈæmbə /: yellowish-brown colour (OALD)
例文:The traffic lights were on amber.「信号は黄色だった。」

Wednesday, 12 June 2019

字幕なしで洋画を観る・辞書なしで洋書を読む→必要な単語レベルは?|ガリレオ流・英語学習論

字幕/辞書なしで内容理解
→全体の◯%の単語を知っている必要がある。


※埋め込みプレーヤーが上手く作動しない場合は  https://youtu.be/ih173PnTkV8

英語語彙学習研究の第一人者である Paul Nation博士の研究を紹介しつつ、「海外ドラマは350の単語でできている」だの「日常会話に使われる単語は中学英語だけでOK」といった甘い言葉を囁く英語詐欺師たちが使う数字のトリックを暴く!

◆References:


  • Nation, I.S.P. (2006). How large a vocabulary is needed for reading and listening?. Canadian modern language review, 63(1), 59-82.
    https://www.utpjournals.press/doi/pdf/10.3138/cmlr.63.1.59
  • 望月正道, 相澤一美, & 投野由紀夫. (2003). 『英語語彙の指導マニュアル』. 東京: 大修館.



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Wednesday, 10 April 2019

第2外国語のすすめ ~英語史から紐解く英語学習との相乗効果~|ガリレオ流・語学学習論

英語以外に6言語の学習経験を持つガリレオ流!
英語史の観点から論じる第2外国語学習のすヽめ



※埋め込みプレーヤーが上手く作動しない場合は  https://youtu.be/EwWfdbL1_tk

英語は
ゲルマン系の土地
フランス風の家を建て
ラテン・ギリシャのアンティークで飾った言語!?
英語の歴史を紐解いていくと、英文法・英単語の中には様々なヨーロッパ諸言語の影響がごちゃごちゃに混ざりながら、現代にも息づいていることが分かる。

それだけに、一定のレベル(目安としては大学入試レベル)の知識を持った上で第2外国語に挑戦すれば、英語と結びつけて相乗効果の高い学習が可能になる!

現代科学における「学習」の考え方それ自体も解説した力作動画です。
ぜひご覧ください(^^)v

=====

◆References:

寺澤盾. (2008).『英語の歴史 過去から未来への物語』中公新書.
Amazonリンクはこちら➡️https://amzn.to/2TJLPiy
※上記は Amazonアソシエイトプログラムを利用していますm(_ _)m

安井泉. (2011). 「ファンタジーの英語を読む—『チャーリーとチョコレート工場』から『ピータ・パン』まで—英語は楽しめなければ使えない」第5回 新入生に贈る 筑波大学 外国語センター主催公開講演会資料.


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Saturday, 2 March 2019

自然に囲まれて育った子どもはメンタルを病むリスクが55%減!

実験の概要

  • Aahus大学(デンマーク🇩🇰)の Kristine Engmannらが行なった調査
  • 1985年〜2003年の衛星データを元に、90万人以上のデンマーク人が子ども時代に住んでいた家と、自然のある場所の近さを調べ、大人になってからの精神疾患発症リスクと比較した

結果

  • 子ども時代に自然に囲まれた環境で育った人は、精神疾患発症リスクが最大55%低かった
  • 特に「生後👶〜10歳👦まで」の間に自然豊かな環境で過ごした時間が長いほど、成人後のメンタルヘルスに好影響
  • 他にメンタルヘルスに影響を与えそうなファクター(社会経済的地位 / 家族の精神疾患発症歴 / 都市部への移住など)を調整しても、同様の結果が見られた

示唆される内容

  • 現代では世界人口の55%が都市部の建物が立ち並んだ環境🏙に住んでおり、2050年までにその割合は68%に増えると見込まれている
  • 都市開発計画において自然🌳に触れられる環境を整備することが、メンタルヘルス💝に及ぼす影響を充分考慮する必要がある

=====

すぐに使える!学術英語

  • disentangle |ˌdɪsɪnˈtæŋɡl̩ |: 紐解く

→ dis-: 分離 + en-: 他動詞を作る接頭辞 + tangle: もつれ

本文の実例

Researchers from around the world have been trying to disentangle each of these risk factors, [...]
「世界中の研究者がこれらそれぞれのリスクファクターを紐解こうと研究を重ねており、[...]」
=====
POLYGLOTSから - Medical News Today: Growing up in a green area may help support mental health https://www.medicalnewstoday.com/articles/324575.php #polyglots


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Saturday, 12 January 2019

プーさんのハチミツはなぜ HUNNYなのか?|【ガリレオ流】脳に「キク」英語の授業

■ 大好きなハチミツなのにスペリングミス?

HUNNYにも理由がある。



↓↓↓動画リンク↓↓↓
https://youtu.be/60Us3yEUyjk
※うまく再生できない場合は上記URLをご利用ください。

==========

本動画について(目次):

  • 0:00 プーさんのハチミツ:大好物なのにスペリングミス?
  • 0:17 前提となる言語事実を確認しよう
  • 0:39 Winnie-the-Poohの物語を確認:Chapter 5 In which Piglet meets a Heffalump
  • 2:25 honey = 蜂蜜・hunny = はちみつ…その心は?
  • 3:19 スペリングと発音の関係:〇〇の前の母音字は××で発音する!
  • 4:28 世界一のトラはなぜ「ティガー?」
  • 4:53 長音と短音ってなんぞや?
  • 5:47 ピザハットの「ハット」は帽子じゃないぞ!
  • 6:02 ガリレオが「超・個人的理由」で付け加えた例
  • 6:25 じゃあどうして honeyで /ˈhʌni/になるの?
  • 7:23 まとめ:プー「わ」はちみつ「お」たべました。にも似ている
  • 8:29 アレも当然 Hunnyだぞ
  • 8:54 Winnie-the-Pooh ガリレオ新訳 ブログで順次公開!
==========

Winnie-the-Pooh ガリレオ新訳はこちら!

https://kotoba-no-mikata.blogspot.com/search/label/Winnie-the-Pooh
==========

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チャンネル登録・高評価もよろしくお願いしますm(_ _)m





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Wednesday, 21 November 2018

ハムレットはデブ⁉️

Puffyのライブハウスツアー「謎にツーマンシリーズ~九州編~」の鹿児島・宮崎公演に参戦してきまして、帰りの移動日の空港に移動する前にできた空き時間に、みやざきアートセンターを訪れてみました。

みやざきアートセンター

その 4F libraryで出会った本が『ハムレットは太っていた!』(河合祥一郎, 2001, 白水社)


Hamletの 5幕2場の決闘の場面で、ハムレットの母親であるガートルドが、再婚相手であるハムレットの叔父クラウディアスに次の 1行目を言った後、ハムレットに向かって 2行目を言う(太字下線はガリレオによる):
He's fat and scant of breath.(太っていれば息が切れう)
Here, Hamlet, take my napkin, rub thy brows.(はい、ハムレット、私のハンカチで額をおふき)※坪内逍遥 訳
この fatの解釈は、シェイクスピア学者の間でも謎とされており、その事情を知っていたからこそ、上の本のタイトルが目に留まり読んでみたのですが、今まで知っていた内容から一歩進んだ考察が展開されており、思いがけない旅の収穫というものでした。

3行でまとめると:
  1. ここでの fatの解釈として「運動(練習)不足」と「汗かき」の説があるが、どちらも論拠に不充分な点がある。
  2. 現代英語でこそ、fatには「デブ」というマイナスイメージを伴うが、ルネサンス期には「肉付きの良い」というプラスイメージがあったと考えられる。
  3. Hamlet「葛藤」というテーマの中で、「強靭な肉体」と、それを上回る「高い精神・理性」の葛藤を捉えると、従来指摘されてきたように「ハムレットに fatという人物像はそぐわない」とも言い切れない。
という内容。

安井泉先生の「ことばのロマンスーことばから文化へー」(安井泉, 1997, 筑波大学「東西言語文化の類型論」特別プロジェクト研究報告書)を通して、Wooster大学の Waldo H. Dunn教授による "fat = 汗かき"説の流れは把握していましたが、上記 2~3の考察も興味深い。

確かに時代によって単語に付随するイメージは変化しうるものであり、例えば日本でも平安時代に「美人」と称された女性像が、現代社会で「彼女にしたいランキング No.1」に輝くか?といったら相当疑わしい。

同じように考えれば、「栄養価の高い食事を採れる」ことが貴重だった時代の作品を読む際に、現代英語の fatに伴うイメージを持ち込む妥当性を疑うことにも一理ある。この本で 上記 2.の論拠として挙げられていた例として、同時代の文学作品では、女性が自らの容姿の優れていることを自慢げに言うのに「私たち、今日も "fat and fair" でしょう?」という表現が使われていることを示している。

現代の、事あるごとにダイエットに励む女性からすれば卒倒するような単語の選択だが、「豊満な肉体美を持ち、容姿も美しい」といったニュアンスがあったと考えられる。

もちろん、百貫デブのハムレットが贅肉を揺らしながら決闘に臨んでいたら、それは悲劇ではなく喜劇になってしまうが、逞しく力強い肉体を持った男性というイメージを描くのは妥当であるようだと言えよう。

Hamlet_Illustration
マンガ版に描かれたハムレット
Hamlet New Current Illustrated Series/1 (1984, Academic Indusrties, Inc.)

☆Here is the Path to Wonderland★

ロンドンことば・文化探訪で大英図書館を訪ねて以来、旅行時 (Puffyのライヴ遠征も含む)にチャンスがあれば、ご当地の図書館に足を運ぶようにしています。

図書館なら郷土資料も揃っており、一般的な観光地に比べて格段に安上がりに過ごせるわりには得られるものが多い。滞在時間も自分で調節できるので、ちょっと時間が空いた時にも便利。

そこで出会う本というのも旅の縁。


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Friday, 16 November 2018

その単語を覚えることで、人類にどんな利益がもたらされますか?

■ 『3人のレンガ職人』(イソップ童話)から考える単語学習

laborer-390596_640_pixabayより

ある旅人が旅の途中、3人のレンガ職人に出会った。旅人が「ここで何をしているんですか?」と尋ねると、

  • 1人目は「見ればわかるだろう、この忌々しいレンガを積んでるのさ。腰は痛くなるし、手はこのとおり。」と、ひび割れて汚れた両手を差し出して見せた。
  • 2人目は「大きな壁を作っているんだよ。ここでこうやって仕事があるから、俺が家族を食わしていけるのさ。」と答えた。
  • 3人目は「俺たちは歴史に残る偉大な大聖堂を作っているんだ。ここで多くの人たちが祝福を受け、悲しみを癒すんだ。素晴らしいだろう!」と、活き活きと話した。

このような寓話から、「目標を持つことの大切さ」とか「経営者は大きなビジョンを示すことが云々」などといった、いかにもありきたりな内容を論ずる者も多いが、ガリレオの場合は単語学習に対する示唆を考えていきたい。

■ その単語を学ぶのは何のため?

電車にでも乗ろうものならすぐに、1人目の職人のように、単語帳を手に「忌々しいレンガを積むことを強いられている」高校生の姿を目にする。

彼らに「何をしているんですか?」と尋ねようものなら不審者極まりないので(^^; 実際には聞かないけれども、どういう答えが返ってくるかには興味があるところです。

「設計図も渡さずに、ひたすらレンガだけを集め積ませる」という行為の愚かしさは誰もが認めるところであろうが、従来型の日本の英語教育では未だにそれに近いことが強要され続けているのである。

少なくともせめて、2人目の職人のように、そのレンガ(=単語)が(実際の英文の中で)何のためにどう使われるのかを承知して/させておくことが不可欠。脳のメカニズムから考えても、意味があると感じられるものでないと記憶は保持されにくいことが分かっています。きちんと全体の設計図・完成予想図を手にした状態になれば、手元のレンガがどこでどう機能するのかが具体的にイメージできる。そうすれば覚えることに「意味」が見出せるようになり、実際に記憶にも残りやすくなる。

■ その単語を覚えることで、人類にどんな利益がもたらされますか?

「そんな大げさな…^^;」と思うかもしれませんが、意外と本気な話。

3人目の職人は「自己超越 (Self-Transcendence)」の段階と言って、自分だけでなく周り(世の中)がより良くなるためには?という意識が高いモチベーションにつながっている。多くの語学学習者にとっては苦痛の記憶しかなかったであろう単語学習も、自己超越目標を抱いて取り組めるようになれば世界が一転する。

そして、この問いに答えることは、案外難しいことでもなかったりするのです。

例えば医療従事者であれば、「この医療用語を覚えることで、海外の患者さんも診療できるようになる。そうすれば、より多くの人を健康に導けるんだ!」といったことが考えられる。

ファッションに興味がある人であれば「これを覚えれば、日本だけでなく海外の最新トレンドを追うことができ、そのことを通じて自らもインスタでオシャレの楽しさを世界中に発信していける。(更には、それを見た人が自己表現のヒントを得て、自分らしく生きるきっかけになる可能性だってある!)」といった感じでしょうか。

ガリレオの場合は、英単語はもちろんのこと、目下学習中のイタリア語・韓国語でも、「この単語を覚えるのにこんな工夫をしてみた・この単語はこのような知識と結びつけて記憶に残りやすくした」というような学習の過程を Facebook Pageなどで細かく発信しています。これも、世の中の学習者に参考にしてもらって、語学を武器に人生の可能性を拡げるための、そのほんのわずかな一端でも役立ってくれれば、という想いがあるから。

そしてこの想いがあるからこそ、自らの語学でありとあらゆる工夫を試し続けて行こうとするモチベーションにつながるわけだし、何よりもそれが楽しくて仕方なくなるのです♪

☆Here is the Path to Wonderland★

あぁ、兄2人の家は、どうせオオカミに吹っ飛ばされると思うんで…( ̄(oo) ̄)v


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Wednesday, 24 October 2018

3匹のこぶたの社会学

「3匹のこぶた」の教訓というと、一般的な読み方としては、"コツコツ・真面目に"レンガの家をこしらえた三男 (Practical)を見習いましょう!というものだと思う。

市民には「怠けず勤勉に働くことを美徳」と吹聴した方が支配階級にとっては都合の良いことであるから、上のような読みが広まるのは自然なことではあるだろう。しかし、三男は本来【まともな行政の擬人化(擬豚化?)】と考えられるのではないかと思う。

つまり、一生分の時間をリソースとして捉えたとき、住環境を手っ取り早く整え、浮いた時間で音楽に興じ歌い踊っていた長男(Fifer)と次男 (Fiddler)の生き方が、本当によくないものと断じられるか?ということ。

もちろん、"Who's afraid of Big Bad Wolf?"というのは、生じうるリスクを軽く見積もりすぎという判断の誤りとして指摘できることではある。

しかし、不測の事態に備えるセーフティーネットの整備は(税金を支払うことで)行政に委託し、日常ではより自分たちが得意とする分野で文化活動に没頭するのは、別に怠惰でもなければ悪いことでもないだろう。

自己責任論を振りかざすというのは、全員が全員レンガの家を自分で建てろという方向に向かいうる。そうすると、一体誰が笛を吹き、ヴァイオリンを奏でるのか? 社会全体としても、Fiferと Fiddlerがいなくなってしまったら面白みがない。

☆Here is the Path to Wonderland★

今回の記事は、ほぼ英語と関係ない「急にどうした?」系の投稿ですが(^^; あくまでも「知的探求を愉しむ研究室」として、せっかくふと考えたので発信してみました。

せめて英語に関係させるとすれば、3匹のこぶたの兄弟の名前、それぞれ名は体を表しているのです(というか、名前知ってました?):

  • 長男 Fifer | ˈfaɪfə | → 横笛を吹く人
  • 次男 Fiddler | ˈfɪdlə | → ヴァイオリン弾き
  • 三男 Practical | ˈpræktɪkl̩ | → 実利的な



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Monday, 24 September 2018

レイ「ヂ」ングスピリッツ

スペルが違うというより「発音」が違う!

raging | ˈreɪɪŋ |
raising | ˈreɪzɪŋ |

ディズニーブログ内では「スペルが違うんです!」と書かれていますが、それ以上に強調したいのは「発音が違うんです!!」

「rage…激怒する」の /dʒ/は、チに濁点をつける感覚:舌先を上歯茎にくっつけて息を遮断してから離す(破擦音)
「raise…持ち上げる、高める」の /z/は、舌先をつけちゃダメ:舌のポジションは動かさずにzzzzz......と息を出し続ける(摩擦音)

「スペル (正しくは spelling)が違う」という文字の問題として認識されること自体が、日本の英語教育界に発音軽視が蔓延している証拠。

Raging Spirits は、ねじれたレールのままでも楽しめるから良いのだけど、ねじれた英語教育は直さねばならぬ。




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Sunday, 23 September 2018

アースラ様の手下が「エイトフット」!?

動画を見る限りキャラクターとしてはカッコいいにしても、ネーミングとしてはタコして…いやいや、イカしてないよなぁ…( ̄▽ ̄;)
英語のできない日本人キャストが考えたんだろう、というのが丸わかり。


※動画は DvideoZ様より

少なくとも eight (=複数)って言ってんだから、冷静に考えよう。
そして、確かに日本語ではタコといえば「足8本」だが、英語の octopusを英英辞書で調べると "a sea creature with EIGHT LONG ARMS"といった定義が確認できる。

つまり英語文化的には「腕8本」。なので、エイトアームズという名前にしてくれれば良かったんだけどなぁ(もっと言えば「エイタームズ」なら絶賛する)。

★Here is the Path to Wonderland☆

夜の海は見境がつかなくなるからねぇ( ̄ー ̄)


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Sunday, 13 May 2018

「一番うまい・大きいところ(分け前)」は英語で何と言う?

■ ジャングルの掟

「質 and/or 量として最大のシェア・分け前」の意味をなす表現として、以下の ----- に入る動物は何でしょう?

the -----'s share (of something)







正解は→ the lion's (share of something)

百獣の王の面目躍如といったところでしょうか?
  1. ライオンが狩りで獲物を仕留める
  2. 獲物の大半かつ一番おいしいところを得る
  3. ハイエナやハゲタカなどが「おこぼれ」にあずかる
…という自然界の構造が言語表現に写しとられているという形になり、そこでは人間社会における様々な対象が「獲物」に相当するものとして捉えられることとなる:
YouTube still makes up the lion's share of the content that we are supplying users every single day 
(Robert Kyncl & Maany Peyvan, Streampunks: How YouTube and the New Creators are Transforming Our Lives, Kindle版 位置 2399)

■ 成句表現をどう問うか?

私大入試には、the lion's shareのような成句を持ち出して、lionの部分を空所にして答えさせる…といったタイプの出題が多いイメージがある。

しかし、英語テストとして、単に「物知りクイズ」的に成句を扱うのは好ましくないとガリレオは考えている-結局は「知ってるか知らないか」だけの問題になってしまうし、受験生の勉強法も「狙われそうな表現を詰め込む」という方向に流されてしまう。

そうではなく、まとまった文脈を提示した中で、例えば the lion's share of somethingならば、それが "the largest and/or the best part of it"の意味で理解できているかを問う方向で出題したい。

その形であれば、たとえこの表現自体がテスト当日に初めて目にしたものだとしても、全体の話の流れを踏まえて局所の意味を理解するという、重要な言語能力にタップすることが可能になろう。また、文脈を基にメタファー表現の意味を想像する過程で、その表現を支えるネイティヴのモノの見方を伺い知ることにもつながる。

扱う題材は同じでも、どのような形で出題するかの違いで、テスト出題者のセンスと知性に大きな差が現れるものである。受験生の学習の方向性はテストによって大きく左右されるのだから(波及効果)、この点はもっと厳しく目を向けられるべき問題である。

★Here is the Path to Wonderland☆

ライオンならば、ジャングルではなくてサバンナか…(・・?)
いずれにしても、「ジャングルの掟」というのは、ガリレオが中学生だった頃の英語の先生(通称:ジャパン)がよく口にされていたのだよ(笑)


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Tuesday, 24 April 2018

Fidoとポチの日英文化事情

やはり犬とは忠実なものなり?

Fido_image

Fido | ˈfaɪdəʊ |とは、要するに「ポチ」

LDOCEの定義がめっちゃ面白い:
a name that is supposed to be a very common name given to a dog, although there are very few dogs really called Fido
Longman Dictionary of Contemporary English (5th ed.) 太字はガリレオによる。

日本でも「ポチ」と呼ばれている犬が今どき本当にいるのか?という話だが(『精選版 日本国語大辞典』 によれば明治3~40年代には流行したらしい)、このあたりの事情も含めて非常に似通っている。Fidoにせよポチにせよ、実際に目にする可能性が最も高いのは辞書や語学書の用例の中だと思う。

その Fidoの由来は、ラテン語の fidō 'I trust'と格調高い。
洋の東西を問わず、犬は古来より人間の良きパートナーであり、非常に忠誠心の高い生き物として捉えられてきたことが伺い知れるだろう。

単語ひとつの中にも、文化が息を潜めているのである。

★Here is the Path to Wonderland☆

ネコ派。


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Friday, 26 January 2018

英検:自己採点考

先週末、英検の第3回検定が行われました。受験された方、どうだったでしょうか?



…敢えて漠然とした問いかけをしてみたわけですが、実際に受験した自分の出来について、「どれだけ詳しく客観的な自己分析ができているか?」というところが、結果に関わらず非常に重要な事である。

というのも世の中には、いつも漫然と受験しては「今回は(比較的)良かった・出来が悪かった」などと場当たり的なことしか言えず、結局は"英検協会のお得意様"になっている人が沢山いるわけで…( ̄∀ ̄;)

今回の記事では、自己採点の結果、残念ながら合格ラインには届いていなさそう…という人を対象に、ガリレオ自身の過去の経験も踏まえ、着実に目標達成へと近づいて行くための学習方法を論じていきたい。

■ 自分の立ち位置と目標レベルの差

まず、今回の結果を踏まえて、素点ベースで良いので、各大問・Part毎に何問正解を目指すか明確にしよう。

例えば、ガリレオの英検1級受験時の正解数の推移は以下の通り:
(2010年度→2013年度→2014年度・いずれも第3回検定・2014年度に合格)

  • 語彙・熟語:11問→13問→18問 / 25
  • 読解(空所補充):4 → 6 → 5 / 6
  • 読解(内容一致):8 → 10 → 9 / 10
  • リスニング
    • Part 1:6 → 9 → 9 /10
    • Part 2:5 → 9 → 7 / 10
    • Part 3:2 → 2 → 4 / 5
    • Part 4:1 → 2 → 1 / 2
  • 作文:20 → 12 → 18 / 28

ガリレオの場合、まず読解は初回受験時から勝負できる手応えを感じていたので目標は9割。リスニングについては、全体として75%程度の正答率を目標とし、克服すべきは Part 3ということを意識していた。

一方、語彙問題については鬼門とは感じていたものの、単語集に頼るような勉強は違うと思っていたので、「15~16問取れれば御の字」くらいでいたら、自身の総合的な実力が高まるにつれて自然と正答率も上がっていった。

英作文は(昨年の IELTSでもやや苦戦したが)、自分の手応えと採点結果が(良い時も悪い時も)あまり整合しなかったので、ざっくりと「16点レベル以上のものが書けるように」という目標でいた。

実際に合格した 2014年度においては、満点を取れた partこそないものの(←ちょっと残念 ^^;)、それぞれ目標ラインにほぼ沿う形で得点できたことになる。

もっとも現在では CSEスコアによる採点・合否判定に変更されているため、より各技能でバランス良く得点する必要があるでしょうが、考え方・目標の立て方としては参考にしていただければ幸いです。

■ 己を知る

彼を知り己を知れば百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。

知彼知己、百戰不殆。不知彼而知己、一勝一負。不知彼不知己、毎戰必殆。
-孫子
有名な「彼(敵)を知り己を知れば…」の故事は、「百戦殆うからず」の先まで見ると、上のような内容となっている。

試験に置き換えて考えれば、「彼を知る」という部分は、それぞれの試験に応じた対策であり、受験前に行われるものが多くを占める。

一方、「己を知る」という方は、幸いにして試験で命を落とす危険性はほぼないので、受験後の自己採点のタイミングも大切な機会として活用したい。

とりわけ、高い目標級に初めて挑むような場合は、もちろん一発合格できれば言うことなしではあるが、「本番の空気の中で自分がどれほどの力を発揮できるのか?」というところは、実際に受験して初めて見えてくるものも多い。

孫子の教えに耳を傾ければ、己を知ることの重要性が特に強調されているのが感じられる。受験経験を今後に存分に活かすためにも、どの問題でどのくらいの差を埋めるのか?というところを明確にしていこう。

過去問や模試タイプの問題に取り組む際にも、細かいクリア目標を常々意識しておくことで、安定した結果を残すための指針が見えてくるはずです。

★Here is the Path to Wonderland☆

現状と目標の差を最短距離で埋めるなら:
ガリレオ研究室「英検・IELTS・TOEFL対策〜『美しく』目標を勝ち取るために〜」



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Saturday, 30 December 2017

英語学習Q-A: 英単語を効率的に覚えるにはどうしたらよいですか?

友人を通して、英単語学習に関する相談を受けました:


「きかなかった事にします❤️」も1つの回答なのですが (笑)、もう少しマトモに返したガリレオ流の考え方を紹介します。

■ 効率を求めるのが一番効率悪い

…禅問答のようですがσ(^_^;)
ただ、真理は突いている。

「効率的に覚えるには…」という質問の裏には、できるだけ少ない労力で、できるだけ多くの英単語を覚える秘策のようなものを授けて欲しいという気持ちが伺える。もっと言えば、「英語ができる人には自分の知らない"秘策・裏ワザ"があり、それを身に付けさえすれば、簡単に『効率よく』単語が覚えられるようになるはずだ」…というような前提を持っているかのように思える。

しかし残念ながら、ガリレオ自身にしても、周囲で一定レベル以上の語学力を身に付けている人たちにしても、決して秘策・裏ワザで単語を覚えている訳ではない。普段から目標言語に触れる頻度・密度・必然性が高く、繰り返しの中で(「あ〜、この単語なんだったかな〜!?」というような悔しい思いを何度も何度も重ねつつ)脳と発音器官に浸み込んだ結果なのである。

結局のところ、文脈の中で身に付いたものだけが本物の単語力であり、単語だけ取り出して「効率よく」覚えようとすることが、かえって学習効果を阻害する要因になる。


■ 「労力」と思うか楽しむか?

例えば、多くの小学生は、相当数のポケモンの名前を記憶しているわけだが、その際に「効率の良い覚え方(つまり「ポケモン言えるかな?」)」に頼ってはいないはずである。




それでも、2017年の「サン・ムーン」現在で総勢 802匹(!) いるらしいポケモンを記憶に留めておけるのは、かなりの時間(お母さんに「もういい加減やめなさい!」と言われるくらい)と日々の繰り返しという「労力」をかけているからこそ。

ただ、当の本人はこれを「労力」とも思っておらず、ただ単にゲームを楽しんでいるうちに自然と記憶されていったということになろう。

これが英単語になると、途端に苦痛を伴う作業と化してしまう。もちろん、ゲーム(娯楽)と語学では同列で論じられることばかりではないにせよ、示唆を得られる点は確実に存在する。

ガリレオの語学学習の過程の中では、高校時代の小テストなどで「やらされた」場合を除き、いわゆる単語帳を使った学習というものを行なったためしがないまた、単語帳を「やらされた」時に学んだ(はずの)ものが何かしら残っているかというと、少なくとも意識化されるレベルでは全く思い当たらない。

一方、高3の時に初めてハリポタを原書で読んで以降、洋書(大学からは専門書・論文も)の多精読はずっと続けており、上で述べた通り、文脈の中で何度となく繰り返し出会った単語・表現が、血肉となって身に付いていると実感している。

読むだけでなく、聞く・書く・話すといった形で英語に触れるのは、ガリレオにとって「日常」であり、小学生のポケモン同様、時間と繰り返しに関して「労力」という意識はない。

単語帳や単語学習のための長文では、「『覚えよう!』と身構えることもなく、日常的に自然に…」という形にはなりにくい。効率的にという功利主義的発想を捨て、純粋に楽しめる洋書を一冊読み進めてみることを勧めたい。

☆Here is the Path to Wonderland★

その「洋書を一冊読み進める」のが自力で出来ないんだ!
…という人のために、ガリレオ研究室では他力多読のレッスンを用意しています。

他力多読
「他力多読」レッスン詳細ページは上の画像をクリック!

最初は補助輪を付けたって良い。「読めそう!」という感覚がつかめれば、ことばを巡る旅へ自力で漕ぎ出して行ける日は遠くない未来に待っている。


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Saturday, 9 December 2017

TOEIC頻出単語! address (動詞)

「宛先」と「ドレス」の意外なつながり

dress_address: 意外なつながり
We would be delighted to address any queries you may have.
「ご質問がありましたら何でもお気軽にお問い合わせください。」
=====
addressという単語は、名詞の「宛先・住所・メールアドレス」の意味では誰もが知っていると言って良いだろう。

一方、上に挙げたような動詞用法:「(質問・問い合わせなど)に応える」は案外知られていないようである。

【語源】

ad- "towards"「〜に」+ -dress "direct"「まっすぐに」
→ [名]: 配達先・宛先 / [動]: 〜に向けて直接ことばを向ける

"address (your) queries"「質問に応じる」といった表現は、ビジネスメールなどで目にすることも多く、TOEICでも頻出。「アドレス」から動詞の意味も導きやすいので、併せて記憶しておくと良い。

=====
語源で示した通り、dressは directと関連があるため、身に着ける dressも実は「まっすぐ」に由来している。

すなわち、「ピシッと(まっすぐ)整える」→「きちんと着せる」→「着せる行為・服」のような意味の成り立ちを持つ。

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一見すると似ても似つかない 2つの単語でも、語源を辿ってみると意外なつながりが浮かび上がることがある。

漢字でも、同じ部首を持つものに関連性が見出せるのと同様、英単語も「成り立ち」を意識すると共通イメージを元に記憶しやすくなる。

ぜひ、辞書を深く「読み込んで」活用しよう。

★Here is the Path to Wonderland☆

辞書は語義よりも語源欄や囲み記事が「宝の山」

ガリレオが発音に興味を持ったのも、中学生時代に学校推薦で買った英和・和英辞書に「発音記号の大体のイメージ( /uː/ はひょっとこの口で「ウー」など)」を解説したコーナーがあったの最初のきっかけでした(^o^)


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Wednesday, 8 November 2017

Taylor Swiftの新曲 "Call It What You Want" ~ fit, fly の意味がわかりますか?~

11/3にリリースされたばかりのテイラー・スウィフトの新曲。

サビの歌詞に fit, flyという語が使われているが、ここでの意味をきちんと把握できるだろうか?
My baby's fit like a daydream
Walking with his head down
I'm the one he's walking to
So call it what you want, yeah, call it what you want to

My baby's fly like a jet stream
High above the whole scene
Loves me like I'm brand new
So call it what you want, yeah, call it what you want to
単語だけ見れば、多くの人が「知っている」と答えるであろう。しかし、サビの歌詞での使われ方を見ると、その知っている「はず」の意味ではおかしい…となるはずなのである。

そこで、自分の「知っている」という思い込みをリセットし、文法・意味の面から頭を使った上で改めて調べてみることで、学びが生まれるのである。

1. fitについて

形容詞の fitというと、まず思い浮かぶのは "healthy"の意味(「フィットネス (fitness)」などと関連)だろう。

しかし、like a daydream「(白昼)夢のように健康」というのはイメージが湧かない。また、my baby(この場合は「彼氏」の意)のことを語るのに「健康で…」というのは、Taylorの年齢を考えればババ臭すぎる( ̄∇ ̄;

そこで改めて fitを辞書で調べてみると:
(BrE, informal) sexually attractive  [OALD / BrEとはイギリス英語のこと]
《俗》(性的に)魅力的な [ジーニアス英和辞典]
という語義がちゃんと見つかる。

2. flyについて

flyを見て、反射的に「飛ぶ」だと思ってはいけない。(かと言って「ハエ」は尚更あり得ない)

この歌詞では、 fitと同様に be動詞の後に来ているので、動詞の flyがこの形でこの位置に現れることはあり得ないのである。

よってこの時点で「自分の知っている『飛ぶ』の flyではない用法があるはずだ」と引っかからなければいけない。

1行目の fitと同じ構造が繰り返されていることから、この flyも be動詞の補語 (C)としてはたらく形容詞と判断できる。

そこまで考えた上で flyの形容詞の項目を調べてみると:
(NAmE) fashionable and attractive [OALD / NAmEはアメリカ英語のこと]
《略式》かっこいい,魅力的な [ジーニアス英和辞典]
と、こちらも正しい語義が見つかる。

つまり、このサビではイギリス英語とアメリカ英語の slangを用いて「私のカレって魅力的!」ということを歌っているのである。

※ちなみに、イギリス英語とアメリカ英語の両方を用いているのは、"My baby"が Taylorの恋人のイギリス人俳優を想定しているからと考えられる。

★Here is the Path to Wonderland☆

  1. 既存の知識を当てはめた時の違和感をキャッチして
  2. 自分の頭で思考を巡らし
  3. それに基づいて調べて確認する
…というプロセスを面倒がらずに行うかどうかが、結局は(語学に限らず何事においても)学びを加速させる重要なファクターなのである。


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Tuesday, 31 October 2017

Pleaseという病:日本人英語のどうかしている誤解

Mind the Gap


London Underground (tube)で耳にする典型的なアナウンスといえば、
"Mind the gap."「電車とホームの隙間にご注意ください。」
が真っ先に挙げられる。Mind~と始まっていることからわかる通り「命令形 (imperative)」が用いられており、the gapというのは「話し手(アナウンス)と聞き手(乗客)の間で共通認識される『隙間』」を表しており、何を指しているのかを特定するには文脈を参照する必要性が生じる。

一方で、日本で電車や地下鉄に乗っていると、"Please watch your step when you get off."やら "Please change here for the OO line and the XX line."のようなアナウンスを(どの鉄道会社でも)耳にする。

これを見て「ロンドン交通局は不親切で不躾だ!」と憤るのは早計であり、むしろ "Please病"に罹患してしまっている症例である。

Please = 「どうか」

Pleaseを「どうぞ(〜してください)」という日本語に相当する表現だと誤解している学習者は非常に多いが、実際には「どうか」の方が近い。歴史的には if it please you「御意に叶いますならば・差し支えありませんでしたら」にさかのぼる表現であり、聞き手にとってはマイナス(手間など)になることを要請する際に用いるスイッチなのである:
(1) It's cold in here.
(2) Please, it's cold in here.
(1)は「この中は寒い」という単なる事実を述べているだけでもありうるし、発話状況によっては「窓を閉めてください」や「暖房をつけてください」などの意図を表すこともできる。言い換えれば、(1)単独では話者の意図を特定することができないのである。

一方で (2)のように文頭に Pleaseを置くと、「どうか、『寒い』という状況を改善するための何らかの行動をとってください」と聞き手に要請する解釈に限定される。

どうか乗り換えてくださいm(_ _)m

これを踏まえて冒頭に挙げた日本の電車アナウンスを再考すれば、pleaseをつけることで丁寧どころか奇妙な印象を与える結果になっていることが理解できるであろう。

足元に気をつけることによって利益(安全)が得られるのは、聞き手である乗客であって話し手ではないし、鉄道会社に請われて電車を乗り換える人もまずいないだろう。

※ 付言すれば、"Please change here for the OO line and the XX line."では文中の andも「両方とも」を表すために違和感を生む。忠実に日本語で表すと「どうか、私どものために、ここでOO線とXX線に同時に乗り換えてくださいm(_ _)m」という意味になる。

疑いと検証の姿勢を

日常生活の中で繰り返し見聞きすることで、知らず知らずのうちに刷り込まれてしまうような日本国内にある "英語表現"は、残念なことではあるが、まず疑ってかかった方が懸命と言える。

今回紹介したような、誤解に基づく奇妙な "英語表現"は、日本語をそのまま英語に「置き換え」ようとすることによって生み出されてしまう。そうではなく、「日本語でこのような言い方をする状況において、英語ではどのような表現を用いるのか?」ということを常に確認することが大切。そうすれば、英語文化では「相手の益となることは『命令形』でさらりと言えば事足りる」ということや、「文脈から特定できる対象はくどくど言わず、the gapのように必要最低限だけで済ます」ということが見えてくる。

☆Here is the Path to Wonderland★

◯◯鉄道さんの頼みなら、一肌脱いで乗り換えてやろうってぇじゃねぇか!

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(参考文献)


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Thursday, 10 August 2017

カジュアルな犠牲者?ー London名物 double decker事故のニュースより

casualties | ˈkæʒʊəltɪz |: 犠牲者・(死)傷者 - 複数形 (単数は casualty)

日本語ネイティヴが casual(カジュアル)と聞くと、formal(フォーマル)に対する服装のことが思い浮かぶ人が多いと思いますが、なぜ同じ語源を持つ casualtyが「犠牲者」の意味になるのか?

元々 casualという語はラテン語の casus(原義は "fall: 落ちる")に由来し、case「事件・出来事」とも同じ語源を持つ。したがって casualty「casual:(偶発的な)+ -ty:(性質)を持つ事件・事故による被害を受けた人」というように意味が拡張していった単語として分析できる。

一方、服装に関する casualは、語源の持つ accidental(偶発的な)という意味合いから、 not regular(臨時の) や not planned(事前に用意されていない)といったイメージと結びついたと考えれば、「not formal(形式ばらない)」という意味に至るのも納得できるのではないだろうか。

このように、一見すると似ても似つかないような単語でも、語源をさかのぼると意外な繋がりが浮き出てくることがある。しっかりした学習辞典には語源の記載も含まれていることが多いので、ぜひ活用して英単語を多角的に理解することを勧めたい。深く知るほどに記憶への定着度は確実に高まる。



★Here is the Path to Wonderland☆
昨年の "London ことば・文化探訪"の際の街歩きでお世話になった double deckerの事故ということで目に留まり、思わず記事にしました。

現在も事故については調査中とのことですが、死者の報告は出ていないことがせめてもの幸い。


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Saturday, 1 July 2017

英検1級(2017年度第1回検定 大問 3 "The Jungle")解説 Facebook Live授業動画の録画公開!

先日 6/22に配信した英検1級 Facebook Live授業の録画をアップロードしました!
  • 「結局何を言っているのかわからない」解消!
    • 脳内色分けリーディング論理展開を正確に読み解く方法
  • 英単語帳丸暗記に走る前に!
    • 知らない単語の「かわし方」
  • 合格するには正解を選べ!
    • 本文と選択肢の「照合の視点」
という 3つのポイントを解説。

英検1級合格を目指している方はもちろん、論理的な英語の文章を正確に読み解けるようになりたい学習者に広く役立つ内容となっています。ぜひご覧ください!

【動画①:¶1 問(32) "Upton Sinclair was disappointed by the reaction to The Jungle because..."】



【動画②:¶2 問(33) "What political effect did The Jungle have?"】



【動画③:¶3-4 問(34) "What was Theodore Roosevelt's opinion of the people he called 'muckrakers'?"】



★フル授業 ver.で一気に学習したい!という方は以下のリンクから動画に飛べます:

さらに!!
動画レッスンとの相乗効果で学習を深められる【紙上解説テキスト】も用意しました。

ライヴ授業では細かく触れることのできなかった単語の解説なども盛り込んでおり、自分のペースで読み進められるのでまとめて動画授業を見る時間が取れない人にもオススメです。ぜひ併せてご活用ください。→ 紙上解説テキスト


☆Here is the Path to Wonderland★
ジャングルを攻略せよ。


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Wednesday, 26 April 2017

BBC News Review活用のススメ


「英語の授業は英語で」という "お題目"が出されて久しいが、その実践のためのリソース-とりわけ、まず教師自身が活用すると良いもの-として、BBC News Reviewシリーズは定期的にチェックする価値があると思う。

ガリレオ流においては、「英語の授業は英語で」などというのは、当然ながら目の前の生徒に対する指導目的に合わせて柔軟に考えるべきことで、all Englishの授業がそうでないものよりも優れているなどと言うつもりは全くない。

とはいえ、最近は特にこうしたニュース英語などの英文を、英語パラフレーズで読み解いていく授業アイディアを考える機会が多いので、この News Reviewシリーズは特に「英単語を英語で説明する」ために大いに参考になる。(この点においては、以前の Words in the Newsシリーズよりも進化した感がある。)

単語学習となれば、未だに「オススメの英単語帳はどれですか?」という学習者が圧倒的に多いのが現状。しかし、訳語と一対一で丸暗記に走ったところで脳の容量はパンクするし、何よりも発展性がない。

一方で英語定義・言い換えを押さえておけば、その単語の "生のニュアンス"を感じ取ることができるし、コミュニケーション上の方略としても、仮にその単語自体をド忘れしても、言い換え表現の方から意味を伝えることも可能になるというメリットがある。

この動画で解説されている privacyなんて単語は、それこそ「プライバシー」という訳語(?)一言で済まそうと思えば済んでしまうものだろう。しかし、"the right to keep personal information secret"と説明すれば、英語ネイティヴは「(個人情報を秘密にしておく)権利」として捉えている感覚がリアルに感じられる。(この「プライバシー = 権利」という感覚は、訳語だけ見ていても気づきにくいことであろう。)

学習者の意識を変えるには、例えばまずは「英単語の授業は英語で」のような部分的なところからでも教師が実践し、その有用性を実感してもらうことからであろう。最近は「英語の授業は英語で」は結局どこに行ったんだ?と思うくらいの「アクティブラーニング」大合唱だが…

★Here is the Path to Wonderland☆
本来一番のアクティブラーナーであるべきは、他でもない、教師自身である。


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