Tuesday 31 May 2016

[動画配信レッスン・延長戦] Live from London-extra録画公開!

5/27に配信した、ガリレオ研究室の動画レッスン Live from 221B特別版
Live from London-extraの録画ビデオを編集→アップロードしました。

前回記事で紹介した、ロンドンからの配信レッスン Live from London共々ぜひご覧ください!

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Sunday 29 May 2016

[動画配信レッスン] Live from London録画公開!

5/20に Londonから生配信でライヴレッスンを行った、 Live from Londonの録画を公開しました!

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Thursday 26 May 2016

【London ことば・文化探訪】#5 Sherlock Holmesを訪ねて(3)

The Sherlock Holmes Museum の後も、暫し Baker Street 探索を続ける。

Museumには Sherlock ゆかりの地を巡るための "The Sherlock Holmes Walk" という guide map も売っているので、時間があればそれに従って Baker Street を歩いてみるのも良いだろう。

さて、Sherlock には Baker Street tube station 前で出会うことができる:

Statue of Sherlock Holmes

足元のフェンスにあるQRコードに注目。この銅像そのものは 1999年に建てられたものだが、2014年の Talking Statues プロジェクトの一環で「喋り出す」ようになった。

*Talking Statues については、BBC Learning English でも取り上げられている。(←リンクをクリックすると BBC Learning English の動画に飛びます)

現在、London と Manchester に合わせて35体の Talking Statues があり、例えば London Library にある Isaac Newton の像にも同様のQRコードが付いている。

Statue of Isaac Newton

このように、London では、英国の生んだ偉人たちへの敬意を感じられる monuments をそこかしこで見つけることができる。その中でも Sherlock Holmes は、実在の人物同様、ともすればそれ以上に、愛され・敬われ・大切にされている存在なのだということがよく分かる。

​Baker Street tube stationのホームには、Sherlockの横顔 (profile) の絵がある:


この大きな Sherlock の profile を形作っているのは、小さな Sherlock の横顔がびっしり描かれたタイルなのである。シルエットだけでも、トレードマークたる deerstalker を被り、 pipe を咥えた姿は「世紀の名探偵像」として世界中の人々の頭の中に焼きついているということであろう。(さらに言えば、英語の profile | ˈprəʊfaɪl | は、日本語の「横顔」という意味とは別に、「全人格を表す角度」としての意味をも担っている。彫りの深さが顔の大きな特徴を占める西欧的な世界観が反映された考え方といえよう。)

かくして、Baker Street 界隈の探索では、現実世界と架空の世界の境目が次第にぼやけてくるような、不思議な感覚を味わうことができた。Sir Arthur Conan Doyle が描いたヴィクトリア朝時代への時間旅行を楽しむのも良いだろうし、今では BBC One の現代版 Sherlock によって、「Sherlock の London」たる世界は新たな拡がりを見せている。

想像力豊かに Sherlock の足跡を追う楽しみは、今後も尽きそうにない。

==========
本文では紹介するタイミングがなかったが、Northumberland Street には Sherlock Holmes Pub がある。ちょうど、Sherlock と John が 店先で何やら話をしているところであった…( ̄ω  ̄)

Sherlock Holmes Pub


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Tuesday 24 May 2016

【London ことば・文化探訪】#4 Sherlock Holmesを訪ねて(2)

Sherlock_museum_1

London滞在は終わりを迎え、無事に帰国を果たしましたが、「London ことば・文化探訪」として書きたい内容はまだまだ残っているので、滞在中盤〜後半の内容を中心に今後も続けていきます。今回は、The Sherlock Holmes Museum* 訪問の話。

221B Baker Street では、レモングラスの香りが出迎えてくれた。

「世界で最も有名な住所」であるこの地には The Sherlock Holmes Museum があり、Sherlockians や謎を抱えた依頼者の訪問を待ち構えている。実際、今でも 221B Baker Street 宛には事件の依頼の手紙が送られてきているという話も聞く。

残念ながら、ガリレオが訪れた時には、もう1人の天才的頭脳の持ち主である "consulting detective" は事件の調査で外出中であったようだが、彼の「生活の息遣い」は確かにここにあった。

Sherlock_museum_2

Hatdeerstalker を置いて出かけたことから推理すると、失業中の馬丁にでも変装して、Irene Adler の身辺を調べに行っているのだろうか。

さて、この museum の一階 (ground floor) は gift shop となっており、BBC Sherlock も含めて Sherlockians の心をくすぐる items が所狭しと並んでいる。

Sherlock_museum_3

しかし何よりもお土産として持ち帰りたかったのは、ここに漂う「香り: fragrance 」であった。そう思っていると、Sherlock の横顔: profile がラベルにプリントされた pure essential oil を発見。
かくして、首尾よく The Sherlock Holmes Museum の香りを持ち帰ることに成功したガリレオ研究室は、レモングラスの香りに包まれて、脳に新たなる心地よい刺激を与えてくれる場へとさらなる進化を遂げるに至った。

*【the + 固有名詞】

The Sherlock Holmes Museumの定冠詞 the は、一般名詞である museum に対して付いていると考える。Museums / galleries  / theatres / cinemas / hotels などは "the 〜 名詞"の形をとることが多い。
  • the British Museum 大英博物館 / the Sherlock Holmes Museum 
  • the National Gallery 英国国立美術館
  • the Palace Theatre
  • the Odeon
  • the Ritz
一方で、 Buckingham PalaceHarvard University のように、主要な公共施設で最初の語に地名や人名が来る場合は the を伴わない。

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Thursday 19 May 2016

【London ことば・文化探訪】#3​ Sherlock Holmesを訪ねて(1)

Speedy's sandwich bar & cafe


朝食は、Live from 221B の授業で扱っている BBC Sherlock の中で、221B Baker Street の舞台となっているSpeedy's へ。この cafe の実際の住所は 187 North Gower Street だが、ドラマ撮影の際は通りの名前を示した street sign を付け替えることにより Baker Street に早変わりする:

187 North Gower Street → 221B Baker Street
187 North Gower Street → 221B Baker Street

人気ドラマのロケ地となったことで、一気に観光客の注目を集めることとなったものの、元々は地域密着型のカフェ。「伝統と最新の融合」というのはロンドンを歩いていると常々感じることだが、ここも例外ではなく、伝統の English breakfast にアレンジを加えたSherlock breakfast というメニューがあったのでオーダーしてみる。

Sherlock breakfast
Sherlock breakfast

English breakfast には通常 bacon and eggs, tomatoes, mushrooms toast with butter, tea or coffeeが付くが、Sherlock breakfastbacon の代わりに salmon であった。

いずれにせよ、最大の特徴は "cooked" dish が出るということ。English breakfast と比較される continental breakfastcoffee and bread with butter のみであり、cooked なものは出てこない。

この cook という動詞には「火を通す」という意味が含まれており、日本語の「(料理を)作る」とは必ずしも一致しない。例えば、saladsandwichmake や prepare することはできる (make a salad / sandwich)cook するものではない。改めて見てもらえば、English breakfast に付くパンは toast (焼かれている)であり、continental breakfast では bread (焼かれていない)という違いに気づくだろう。

さて、個人的には、1日の頭脳活動を始める前の breakfast としては、やはり English breakfast を推したい。Speedy's Sherlock breakfast は非常に美味しく、ガリレオの脳に栄養を送り込むには最高の朝食であった。

その後、こちらのお昼にロンドン~日本で Skype を繋いで授業を行い、授業後はいよいよ本物の Baker Street へ。The Sherlock Holmes Museumの話は、また別の記事にて…

Wednesday 18 May 2016

【London ことば・文化探訪】#2 Subwayは地下道

​ホテル近くにあった、SUBWAYの標識と、地下へ続く階段。

Subway_London

はて、イギリス英語で地下鉄は underground, とりわけロンドンでは tubeというのではなかったか?と思って近づいてみると、これは地下鉄の乗り場ではなく「地下道」のこと。知識としては了承していたつもりだったが、やはりこういった単語の使い分けを「身体感覚」として身につけるには、実体験が不可欠であろう。

さて、この地下道はどこにつづくのか?夜に通るのは安全なのか?ワクワク・ドキドキは尽きない。小学生の頃、通学路から外れて抜け道・裏道探検に繰り出した時のように、用もないのにとりあえず通ってみることにする……

…ポイ捨てのゴミや空き缶が散乱していて、あまり好ましい道ではない(ー ー;) とはいえ、この地下道は、地上の roundabout を避けて、歩行者と自転車が安全に道路の反対側に出るための仕掛けであったのだ。

roundabout
roundabout: 環状交差点

Roundabout には信号がないから、車は基本的にひっきりなしに通っている。これを華麗にかわしながら横切るという芸当は、わずか5日の滞在で熟達できるものでもないだろう。綺麗な道ではないが、抜け道を通るのはいつだって冒険。ありがたい subwayであった。


Tuesday 17 May 2016

【London ことば・文化探訪】#1 Prologue: 飛行機の窓から見える街並み


雲間を抜けて、着陸までの15分は宝物の時間だった。

安井泉先生が『ことばから見る英国文化論』の中で、ロンドン行きの飛行機は左の窓側を勧められていたので、座席指定をしておいたのが大正解。おとぎ話に出てくるようなお家が、道路に沿って整然と並んだ美しい街並みを存分に堪能することができた。

もっとも「左の」というのは、安井先生が上の研究報告書を書かれた当時にヒースロー空港の上空を左旋回して着陸をしていた事情があってのことなので、現在は左右どちらでも構わないかもしれない。それでも、ロンドンに向かう時の飛行機の座席は窓側をぜひ勧めたい。

思うに、旅先に向かう交通機関の窓から、目的地が近づいてくるに連れて見えてくる景色は、物語の prologueであろう。



例えば羽田空港であれば、まさに大都会 Tokyoの忙しさの中に降り立っていくような気になるし、ホノルル空港着陸前はいかにも「南海に浮かぶ楽園の島」が少しずつ姿を現していくようであった。

シドニーでは Sydney Opera Houseと Sydney Harbour Bridgeによる出迎えがあり、森と湖の国フィンランドのヘルシンキは、まさに森の中へと降りていくようであった。

その意味では、今回のヒースロー空港着陸前のひとときは、まさに「不思議の国」への旅の始まり。1982年7月4日の輝く昼下がり、Lewis Carrolがリデル家の三姉妹(Aliceは次女)とともにボートで漕ぎ登ったテムズ川の、高低差のない平地を流れる静かな水面を見下ろしながらたどり着いたロンドン。

これから紡ぎ出される物語に思いを馳せて…


★Here is the Path to Wonderland☆

prologue | ˈprəʊlɒɡ |
最初の音節に強勢が置かれることに注意!(×プロロー

pro-(前の)+ -logos(話)→「開幕前の話」
log(o) / logueを含む単語はギリシャ語の logosを語源とし、「ことば」に関わる意味を持つ。

例:logo(ロゴ), logical(論理的な), dialogue(対話), ideology(イデオロギー・観念形態)

Monday 9 May 2016

proseedって何の種?

Please proseed...???
× proseed  ◎ proceed

proseedって… seedというからには、何か生えてくるのか(ー ー;) この英語(?)を書いた当人の頭の中には、proseedから育った花が咲き放題なのかもしれんが。

一応、発音とスペリングの関係性からすれば「ありえない間違い」ではないにせよ、空港でこんなミスを見てしまうと、やはり日本人の平均的な英語レベルの低さが露呈されているように思われる。

こういったミスは、英単語をむやみに丸暗記しようとするから起こる。スペリング全体をなんとなく記憶しているだけだと、| siːd | 部分が seedなのか ceedなのか混乱しないほうが無理という話だろう。

そうではなく、語源を調べ、可能であれば他の単語とも結びつけて記憶することにより、英単語の知識は(スペリングも含め)脳に深く正確に刻まれていく。proceedについて以下で見ていこう:

proceedprəˈsiːd |はラテン語→古フランス語由来で、pro- (前に) + cedere: (進む)という語源から成り立っている。この cedere > -ceed 部分は、succeed: 成功する (sub-: 下に + cedere)や exceed: 超える・勝る (ex-: 外に + cedere)と共通している。

特に succeedと記憶を結びつけることに成功すれば、proceedの正しいスペリングを覚える方向にも進めるであろう。

★Here is the Path to Wonderland☆

ガリレオの英単語指導ポリシー:
  1. 単語を読むな、文字を読め!
  2. インパクト度数* × 回数 ≧ 7
*インパクト度数とは、記憶(特に大人の脳の特性である「エピソード記憶」)に突き刺さる知的刺激を指す。語源を探り、バラバラに覚えていた単語の知識がつながっていくことなどにより、度数を可能なかぎり 7に近づけていく指導を行っている。

英単語がなかなか覚えられない…とお悩みの英語学習者は、ガリレオ研究室の本物の英単語指導をぜひ体験してみてほしい。

【ガリレオ研究室】http://language-lovers-lab.jimdo.com/
☆開校記念☆ Skypeレッスン初回(x2) 無料体験実施中!

Sunday 8 May 2016

【本物の高校英語】英語弁論大会オーディション合格!

ガリレオ研究室の学生向け Skypeレッスン本物の高校英語を継続受講してくれている生徒が、4月末に行われた学校の英語弁論大会のオーディションに合格して学年代表に選ばれました!

オーディションの直前には2日連続で受講してくれて、スピーチ原稿をほぼ暗唱できるレベルまで練習を重ねた成果が、本番でも発揮できたのでしょうo(^_^)o

実際、2日連続で受講してくれたことにより…
  • (特に語中の)/v/ の発音について、指摘→矯正を続けて2日目で「マル!」を出せるようになった。
  • 1日目の段階でも、ほぼ原稿を read-and-look-upできる状態ではあったが、まだ「覚えた英文を言っている」感が抜けていなかった。2日目のレッスンでガリレオ自身が実際の原稿を使ってモデルスピーチを披露し、「聴き手にメッセージを伝える」という感覚を意識した練習を行ったことで、最後に発表のレベルを1段階高めることができた。
  • 原稿の read-and-look-upから暗唱へとレベルアップするにあたり、論の「筋」を捉え、文と文のつながりを頭の中で整理するところまで指導することができた。

以下、生徒本人からのメッセージです:
英語弁論大会のオーディション、先生のおかげで無事合格することができました!
本番に向けて、まずは3分以内の文章を考えます。テーマは、今回と同じものをさらに深められたらと思っています!
文章が出来次第、送らせていただきます。
また添削、発音などをチェックしていただきたいです!
これからもよろしくお願いします! 

★Here is the Path to Wonderland☆

目標達成の方程式:
ガリレオによる本物の英語指導 × 生徒本人の真摯な努力