こん平師匠の挙手・返事
最近の pastimeの愉しみの一つは、先代の圓楽師匠(五代目)が司会の頃の笑点の動画を見ること。懐かしいねぇ、青春時代を思い出すねぇ( ̄▽ ̄)
で、余暇として見ているのではあるけれども、通しているのは教師の目。
「まっすぐ手を挙げなさい」とか、「元気よく返事をしなさい」などと言うよりも、「こん平師匠になりなさい」で、具体的かつ立派なモデルになるのではないでしょうか?
【動画 0:21あたり】
授業の成功を左右する「身体の構え」
落語でも英語でも、芸を磨くに当たって本来最初に考えるべきことは、師弟が姿勢を正し・挨拶を交わし・目と目を合わせる「身体の構え」にこそあるだろう。個人的には、Skypeレッスンや動画配信レッスンでは、場合によっては生徒の姿が見えないだけに、尚更この身体性を意識するようになった:通信状況の相性により、ビデオ通話ではどうしても立ちいかない…という場合は別として、可能な限りはお互いが目と目をつないで授業を行うに勝ることはない。
また、もちろん受講環境やレッスン形態によるのだが、Skypeと別の何か(あたしの場合だと Google Driveの画面共有が多いか)を開いて受講する時は、画面半分はSkypeを残しておくことを勧めたい。いわゆる「ワイプ」のような小窓の画面も表示されるが、やはりあれだけだと、体を向き合わせて稽古をつける感覚が生まれにくいように思える。
Hirohito自身も、生徒の顔は最低でも画面半分を占めるように設定し、発音を特に注意して見る時には全画面表示に切り替えている。
紆余曲折・試行錯誤を経て、最終的には chalk & talk(マーカー&ホワイトボード)形式に落ち着いたのも、授業の臨場感・身体性の一環ということになろう…Skypeの画面を大きくしないと、板書が見えないでしょ?( ̄m ̄〃)
何をどう教えるか以前に、姿勢・挙措動作・挨拶・返事・アイコンタクト…授業に臨む身体を整えてこそ。学習効果というものを積み上げるためには、身体性という強固な土台が欠かせないと、Hirohitoは考えています。