Sunday 9 July 2017

「地球は平らだ!」と教える英語科教員たち

いわゆる「受験英語」業界で "わかりやすい授業"ともてはやされて(?)いるようなものを見聞きするたびに抱く違和感というのは、結局のところ「天動説を熱心に唱えている連中」に対する感覚なのかな、と思う。

天動説

どれだけ授業の【出し物】としてパフォーマンスにこだわったり、物事を単純化して見せるための【方便】を駆使して熱弁を振るったとしても、肝心の中身が現実世界の現象を正確に説明していないのなら、(人生全体で捉えた時に)生徒を知的に豊かにするものでは無い。

思うに、受験参考書をこねくり回している限りは、どれ/誰を選んだって目くそ鼻くそどんぐりの背比べなのだろう。

というのも、受験参考書も源流を辿っていけば何らかの原典となる英文法書があるはずだが、伝言ゲームを繰り返していくうちに、どうしても説明や例文の本質がズレたり、英語の用法自体が変化したりといった綻びが生じてくる。(※このあたりの詳細や事例は『世界に通用しない英語―あなたの教室英語、大丈夫?』, 八木克正, 2007, 開拓社言語・文化選書 などを参照。)

後発の参考書や授業者が、きちんと現代英語で生じる言語現象を真摯に研究しているのであれば問題は生じない。しかし、こと受験業界に関して言えば、まるで「地球は平らだ!」とまことしやかに信じられていた時代にバカ売れしたものをネタ元に、多少いじくって説明をこしらえているような代物しかないのである。試しに、直近で紐解いた英文法書は何か尋ねてみると良い。(平気で『Forest』とか挙げそうな輩がいそうで怖い。)

地球の形については「いっぺん宇宙行って見て確かめてこい!」で済むが、文法は明確な形を持たないだけにさらに厄介とも言える。それでも、本物の英語を目の前にすれば、説明力の差は歴然と顕れる。

真理を探究する目を見開き、地平線の先を見つめよう。

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