Videos: Gimson's Pronunciation of English (8th edition)
面白いページを見つけたのでシェア。→ http://www.routledgetextbooks.com/textbooks/9781444183092/video.php
15個の英語フレーズを発音している際の口の中の様子を MRIを使って捉えた動画を見ることができます。
MRIの機械自体が大きな音を出してしまうため、実際に発音している音声が聞けないのは残念なのですが、舌などの動きのポイントに合わせた解説(英語)と照らし合わせて「ナチュラルスピードの英語発音で何が起こっているか?」を観察することができます。
こうやって見てみると、例えば…
[Video 3: Dream of debt]
dreamを発音する際の [d]の舌先のポジションは、直後の [r]の影響を受けてかなり後ろに寄っている。(debtの [d]と比べて見ると良い)[Video 6: Pain in the mouth]
painの語末の [n]から in the ~と移行する際、実は inの [ɪ]は省かれ、舌先が上歯茎→前歯の裏→前歯の先端 (TH [ð]の位置)へとスライドする格好になっている。(よって日本語ネイティヴには inが認識しづらく、*pain the mouthのように聞こえがち:イメージとしては「ペィン〜ザ」のような感じ)[Video 12: Guard my thumb]
guardの語末 [d]で舌先は上歯茎につけるものの、それを離すより先に myの [m]のために両唇が閉じられるため、[d]は開放されずに「一瞬の間(無音状態)」にしかならない。(「ガードゥ・マィ…」と発音するようではトロすぎる:「ガーッマイ」のようなイメージ)といったことが、文字通り "見て取れ"る。
発音とリスニングの密接な関係
さて、これを見て「確かに!(自分でもそう発音している)」と思うか、「マジで?(そんな発音の仕方してるの?)」と思うかが、ナチュラルスピードの英語が聴き取れるかどうかの大きな分岐点となる。自分の口の動かし方と全く異なる方法で発せられた音声を「同じ」単語やフレーズとして認識できるとしたら、その方が奇跡である。ガリレオ研究室では MRIの機械まではさすがに実装していませんが(笑)、ガリレオの耳と目をもってすれば、MRIと同等の正確性で、あなたの口の中の動きとネイティヴの自然な発音時の「ズレ」を測定できます。
上に紹介した以外にも、様々な気づきが得られる動画ですので、ぜひ自分の口を動かしながら(←ここ重要!)全15フレーズの発音を研究してみてください。
→ http://www.routledgetextbooks.com/textbooks/9781444183092/video.php
★ Here is the Path to Wonderland☆
MRIには発音指導・矯正はできないからねぇ…( ̄∇ ̄)Skypeレッスン初回(x2)無料体験実施中!
お問い合わせはこちら