Friday, 1 August 2014

英語を支配するリズムの法則

※Hirohitoの無料メルマガ "The English Observatory"で配信した記事を blog ver.として掲載しています。

言語を特徴づけるのは「リズム」である!

  • パンニハムハサムニダ(パンにハム挟むにだ)
  • アザブジュバ~ン(麻布十番)
  • フンバルト・ヘーデル(踏ん張ると屁出る)
…上の3つを「それっぽく」読むと、それぞれ韓国語・フランス語・ドイツ語のように響きますよね。では、「それっぽく」とはどういうことなのでしょう?
日本語にある音を読んでいる「ニセ○○語」なので、個々の発音ではないはずです。
そう、「リズム」こそが○○語っぽいという感覚を生じさせる強力な要因として働いているのです。したがって、英語学習の指針としては、個々の発音と同時に、英語らしいリズムを身につけることが重要なのです。

英語は「強勢拍リズム」

日本語と英語で、それぞれ「1, 2, 3...」と数えていってみてください。日本語では「いち、に、さん…」と言った時、2のところで「に」と伸ばして発音されますよね。
これは、日本語が「音節拍リズム」と呼ばれる音節中心のリズムであることに由来します。したがって、「おじさん」と「おじいさん」のように、1文字(= 1音節)増えるとリズムも変わることになります。

一方で、英語の場合は one, two, three...と数えていくと、12までの間では se-venが2音節、e-le-venが3音節語、それ以外は全て1音節語です。しかしながら、英語では音節が増えてもリズムは変わらず、oneも sevenも elevenも発音するのにかかる時間は(ほぼ)同じです。
英語のリズムは「強勢拍リズムと呼ばれ、「強勢が置かれる」音節の間が等間隔に発音されます。よって、kind (O)も kind-ly (Oo)も kind-li-ness (Ooo)も、音節が1つずつ増えていますがリズムとしては変わらないことになります。

強勢拍リズムは文にも適用!

同じことは文にも当てはまります。次に挙げる3文は、下に行くほど単語の数が増えて長くなっていますが、増えたのは弱く発音される機能語ばかりで、強いアクセントの数は変わっていません。したがって、|   | の間は(ほぼ)同じ長さで発音され、全体を読む長さも同じになるのが正しい英語のリズムです:

  • CATS | CHASE | RATS.
  • The CATS will | CHASE the | RATS.
  • The CATS will have | CHASED the | RATS.

ここに日本語の「音節拍リズム」を持ち込んでしまうと、「キャッツ・チェイス・ラッツ」と「ザ・キャッツ・ウィル・ハブ・チェイスト・ザ・ラッツ」のように、英語として不自然なリズムになってしまう上に、自分のイメージする音声と実際に聞こえてくるものが大幅に異なるため、リスニングで相当苦労してしまうことになるのです。

以上みてきた通り、英語では「メリハリ」をがリズムの肝となります。練習にはまず「音読」が最適ですが、棒読み・ぶつ切り・全単語同リズムにならないように注意しながら練習を重ねていくようにしましょう。

☆Here is the Path to Wonderland★

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