Friday, 8 August 2014

「汲み取り式」英語

通じればよい?

どーでも英会話論者によくある論法として、発音にせよ文法にせよ

多少間違いがあったところで、相手は分かってくれる(通じる)
⇒だから間違いは気にしなくて(放っておいて)良い

…というアホくさい考え方があるようである。

要するに、相手が自分の意図を汲み取ってくれるという好意を、
良く言えばコミュニケーションの助けとして、
悪く言えば一方的に利用して、
会話を成り立たせようということのようである。

「汲み取る」とは…

ただ、汲み取るという営みは、元を正せばおトイレ関係の用語なわけで。
なおかつ、汲み取りが一般的だった時代背景というのは、
汲み取ったものが農作物の肥料にするための貴重な資源であったことも
見逃してはならない。

つまり、【クサイ・キタナイ思いをしてでも、汲み取るだけの価値があった】
ということ。

翻って、汲み取られないと流れないような英語というモノに何の価値があろうか。
こう考えれば、会話相手に「処理を押し付ける」ことが如何に下劣なことか
イメージできるでしょう(-ω-;

大事なことは

ここまでの内容で「汲み取る」という表現のイメージを相当悪くしてしまったので
自分でも書き進めにくいのですが(^_^;

英会話において相手の意図を汲み取る力というのは、めくらめっぽうに
「とにかくしゃべる」なんて中では身についていかない。

その一方で、発音・文法の細部にまでこだわって地道な学習を重ねていけば、
  • なぜこの単語は強く読まれるのか?
  • なぜこの文法(表現)を使うのか?
といった思考の中で、上手な汲み取り方
(気持ちの、ですよ。ゆうときますけど)
も養っていけるはずなのである。

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