確かに、懸ける想いが強いほど、本番のプレッシャーというものは大きな影響を及ぼしかねず、練習の時には出せていた力が発揮しきれないという場合もあるだろう。実際、ガリレオ自身にも過去に英検1級(一次)や仏検準2級(二次)での「1点差負け」の悔しい経験がある。
しかし、それでもあえて言おう。
本番で実力が出せなかった…(T ^ T)などと言ったところで、
「それ、そもそも『実力』じゃねーから( ̄∇ ̄)」
なのである。
要するに、本番の緊張・プレッシャーの中でも出し切れる力が、本物の実力。だからこそ、稽古の段階から「最低限ここまでは確実にできる」というパフォーマンスの下限レベルの底上げを意識しておく必要があるし、教師としては常に生徒に緊張とプレッシャーを与え続けることに頭を絞る必要がある。
本番で緊張することは自然な心/脳の反応であるし、もっと言えば本気で挑んでいる証拠。従って、それに対し「メンタルを鍛える」というアプローチは、否定はしないが難しいのではないかと思う。
それよりも、「準備の段階でパフォーマンスの下限値を可能な限り高めておく」というアプローチの方が現実的かつ有用であるとガリレオは考える。例えばマラソン選手は本番前に高地トレーニングを積むケースが多い。本番よりも厳しい条件下での練習を経て、酸素運搬能力や持久力で「余裕」を持たせるのが狙いとなる。
これと同じように、例えば「最後の長文問題が1セット残っていて、試験終了まで残り5分」という状況でも目の前の英文に集中し続けるために、
- 実際の試験時間よりも短い設定で問題に取り組む
- 電車で降りる駅のアナウンスが入った瞬間から1つの文書を読み切る練習をする
- あえて賑やかなカフェなどの集中力を奪うファクターが多い場所で勉強してみる
結果が全ての勝負だからこそ、準備に不足があってはならない。理想的には、「本番の緊張・プレッシャーで多少ミスったとしても、要求水準と照らし合わせて good enoughなパフォーマンスが出せる」という状態で臨みたい。
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