Saturday 11 January 2014

ミランからオファーが来るレベルになるか、申し分のない英語を身につけるか

本田圭佑(サッカー)選手の英語

イタリアリーグの名門 ACミランに移籍した本田圭佑選手が、インタヴューに英語で答えたことが話題になっている…らしいが、もうこの時点で「周回遅れ」なことに気づいてほしいものである。

現代ヨーロッパでは "Bonjour, how can I help you?"と話しかけて、「自分はフランス語でも英語でも話すことができます」・「あなたの得意な方で会話しましょう」という意図を伝える→コミュニケーションが最もスムーズに成り立つ言語で会話する…というのが、サービスの新しいトレンドになっています。

今回の高校サッカーの選手宣誓も途中から英語で行われたそうなのですが、英語を話す日本語ネイティヴがいると、珍種の生き物でも発見されたかのように報道されるのって何なの?

それで肝心の本田選手のインタヴューはこちら(-ω-):


この程度の英語力に対し、

…あほか( ̄ω ̄)

本田選手の凄さ

そもそもこのインタヴューが注目される理由を履き違えていませんか?
本田選手は自身のプロ生活を送るにあたり、周囲とのコミュニケーションのために必要なレベルの英語を身につけた、というだけ(だけ、といっても、その努力と結果には一定の敬意は払うべきものであることは確か)です。
※以前の記事で載せたアベシンゾーとか石原さとみさんと比較して、まだ「聞いてられる」レベルには思えるわけですし。
また、堂々として云々って、オドオドしてるような選手がミランの10番を背負えるかいっ!って話でしょ。

ただ、もし彼が日本語でインタヴューに答えたとしても、その内容はいずれにしても報道されるでしょう―なぜか?ACミランからオファーのあったサッカー選手の語る言葉なら、聞きたいと思う人が多いから。

「このレベルの英語でも聞いてもらえる」のは、本田圭佑選手だからというのが一つの、しかし大きな理由であるとあたしは思います。

一般英語学習者だったら?

キキヅライ発音・間違った文法・ツマラナイ内容…の英語で話されたって、マトモに話を聞こうとは思わねーよ。
中高生、特に本田選手にあこがれるサッカー部の生徒とかに見せてアドバイスをするとしたら、
おまえら、ミランからオファーを受けられるくらいサッカーうまくなったら、このレベルの英語でも話を聞いてもらえるようになれるから、頑張ってサッカーの練習しろよ!
というのが(一種の)正しい方向でしょう。

☆Here is the Path to Wonderland★

英語学習者へ:ミランからのオファーを待ちますか?英語力向上を目指しますか?