Thursday, 9 February 2017

【ガリレオの文法・語法観を形成する文法書】Practical English Usage

「言語現象には必ず理由がある」-この関連で言えば、「理由」を探求するには例えば Cognitive English Grammarなどによる補完が必要であるが、 Practical English Usage (以下 PEU)は「言語現象」の把握と整理にはもってこいの文法書と言える。

今回の改訂では、現実の英語の用法の変化に伴う updateがなされており、例えば 3版の「212. future (2): will/shall (information and prediction)」は 4版では「38. will」と変わっており、shallに関する記述も以下のように変化している:
(3rd): Shall is unusual in American English in most situations (but see 217).
(4th):  However, shall is now rare, and it is almost non-existent in American English.
(太字下線はガリレオによる)

内容以外の面でも今回の改訂は大幅なもので、3版までは文法・語彙項目が alphabetical orderに並んでいたのが、4版では文法事項は項目別に配置されるようになった。これにより、今まで事典的に「引くもの」としての色が強かったものが、一気に「読むもの」に変化した感がある。(実際、ガリレオも改めて通読を行なっている。)

使い勝手としては、やはり新しい配列に慣れるのには多少時間を要するだろうし、大幅改訂だけに賛否両論に別れるところだろうとは思われる。ただ、より通読向けとなったことで、マトモな大学の英語教員養成系コースで、英文法論関係の授業テキストに選びやすくなったのではないか?という印象を抱いているし、より多くの教員志望の学生が PEUを読むようになれば一つの福音ではないかと思う。

極論を言えば、アクティヴラーニングだのICTの利用だのと騒いで、「実践的」の名のもとで授業の真似事をゴチャゴチャとやっている暇があったら、
  1. きちんとした英語発音とプロソディーを身につけ、目の前の生徒の発音を改善させられる音声指導ができること。
  2. PEUの各 sectionの冒頭にある "Do you know what's wrong with these, and why?"に記載されている文法・語法項目について生徒に説明できること。
という2項目だけでも、英語科の教員免許状を出すための最低条件と定めて徹底するようにした方が、日本の英語教育を担う教員を養成するという意味ではよっぽど効果的であるとガリレオは考えている。

それにしても、昨年末に4版が発売となったのだが、 Amazonでは(マーケットプレイスでの扱いを除いて)なかなか在庫が入らないねぇ…( ̄◇ ̄;) ガリレオも早々に予約注文を入れていたのだが、結局入荷されずに注文キャンセルとなり、年が明けてから改めて書店で注文して手に入れたものです。



☆Here is the Path to Wonderland★
「改訂」と言うならば、これくらいはやらないと。
オマケ程度につまらない CDやら新形式問題についての小冊子を挟み込んだくらいで…( ̄ω ̄)


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