- ガリレオはどのように本文内容を把握しているのか?
- どこに注目して正解の選択肢を判別するのか?
- どのようなペース・時間配分で解き進めていくのか?
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設問ごとの解答のポイント
第1問
- 秒殺せよ。
試験開始直後で時間配分を気にする意識が向きにくい段階だからこそ、ここで時間を浪費してしまうと後がキツくなる。上の動画では 2分13秒で解き終えているように、サッサと先を急ごう。そのためにも、発音・アクセントに対して不断の学習意識が欠かせない。
また、スペリングと発音の関連については、一度集中的に学んでおくことを勧める。
(特に母音 → ガリレオ作成の資料をご参照ください。)
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第2問
- 現場で使われているんだ!
この傾向は、大学入試改革が行われても変わらないだろう。しかるに、ただ一問一答式の文法・語法問題集を黙々とこなすだけの勉強では不十分であり、学んだ表現を自ら使いこなせる力にまで昇華させることを意識して学習することが重要となる。
今後、4技能型試験の導入により、文法・語法の力は writing / speakingによる評価の比重が高まっていくと考えられる。この意味でも、「安い = cheap」のようなバカ暗記ではなく、コミュニケーションの現場で実際に outputすることを見据えて学んでいこう。
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第3問
- A: 抽象-具体はセット。
- B: 全員が共通して言及しているキーワードを見逃すな!
それぞれの文をバラバラに見るのではなく(ましてや、一文ずつ訳して終わりにするのではなく)、「今読んでいる文は、パラグラフ全体・文章全体の中でどのような役割を果たしているのだろうか?」と考えながら読み解いていく習慣をつけよう。
また B-[32]では、昨年に引き続いて「全員の意見に共通する要素」が問われた。本文を注意して読めば、異なる3つの立場の人(たち)の意見の中に audienceというキーワードが表れていることに気がつくであろう。来年も同じ傾向で出題される可能性があるので、意識しておくと良いかもしれない。
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第4問
- A: グラフ表現は何かと必要。
- B: 条件を満たすものを探しに行こう!
そのような背景もあってか、近年注目度が高まっている TEAPでも Readingの Part 2Aが丸々「図表の読み取り」であるし、IELTS (academic module)の Writingの Task 1でも図表の説明が課されている。
第4問Bは設問→文書の順となっており、情報を探して読むという感覚が強い。特に問2, 3のように、条件が指定され、それを満たすものを選ぶ問題では、文書中の複数箇所に散りばめられた情報を漏らさず統合して判断しなければならない。これは TOEICに酷似している。
余談ながら、センター英語では、ここで簡単な計算を要する問題が毎年1問ある。受験生はもっと難しい数学なども受ける人が多いだろうから心配には及ばなかろうが、ここでミスしないようにしよう。(流石に現役の時ではないが、大学時代にその年の問題を解いてみた際、繰り下がりの引き算ミスか何かで満点を逃したことがあります…^^;)
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第5問
- Imagine!!
ガリレオとしては、もし現役時代にこの問題が出されていたとしても、なにせ受験勉強の合間に Harry Potter and the Chamber of Secretsを読んでいたわけなので、日常あり得ない状況描写だろうとも恐るるに足らずであったことだろう( ̄∀ ̄) だからと言って「受験対策にハリポタを読め!」と勧めるわけではないが、物語文はイメージ化しながら読むと良い。
そのトレーニングには Ted-Edの動画がオススメ。リスニング学習でもよく生徒に勧めているのだが、読んだり聴いたりした英文の内容を、このアニメーションのような感覚で頭の中に描き出してみると良いだろう。Ted-Edならば English subtitleに困ることは殆ど無いだろうし、日本語字幕つきの動画も豊富に揃っている。
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第6問
- 分割して統治せよ。
80分という試験時間との戦いの場では、無駄な読み直しを出来るだけ排することが勝利につながる。もちろん、読み直しが必要な場合もあるが、該当箇所を素早く見つけられることがタイムロスを防ぐ。
今回の動画では、本文をほぼ全て音読し、軽く解説を挟みながらであっても、1時間ちょっとで全問を解き終えている。時間配分に苦労している受験生も多いだろうし、ガリレオ自身も、現役の時には試行錯誤を繰り返した。
しかし、そこで「速読力をつけるには…?」と、スキミングだのスキャニングだのといった隙だらけの "リーディングストラテジー"や、あるいはお題目だけの "パラグラフリーディング"といったテクニックに走らなくとも、きちんと全文を読んだ上で余裕を持って解き終える実力は身につけられるということを肝に命じてほしい。
また、第1パラグラフを読み終えた時点で、天体望遠鏡や顕微鏡の具体例を自ら導き出している点(カメラや X線までは発想が及ばなかったが…)にも注目して頂きたい。
言語学関連の専門書や論文を読み漁る中で、自然と先に書いてある内容を予測するクセがついたわけですが、「考えながら主体的に読む」という模範を示せたかと自負している。
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★Here is the Path to Wonderland★
センター試験を受験した皆様「お疲れ様でした」…などという言葉をかけるつもりは無い。
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