Wednesday, 17 October 2012

「学習アドバイス」が役に立たない理由

情報社会の昨今。本屋さんをのぞいても、ネットを開いても、「英語力のつけ方・伸ばし方」のような「学習アドバイス」を目にする機会には事欠きません。

しかし、そこで推奨されている方法を「なるほど、そういうもんか。」と思って始めてみても、どうもしっくりこなくて結局続かない…なんて経験は珍しくないのではないでしょうか?

巷の「学習アドバイス」が得てして役に立たない理由、それは自身の learning styles を無視して、他人のやり方を取り入れようとしているところに一因があるのではないかと思います。


Learning styles には、例えば以下のようなものがあります:

  • Analytical learners like rules and explanations.【分析的】
  • Physical learners learn by doing, trying things out.【身体的】
  • Visual learners prefer lots of pictures and charts.【視覚的】
  • Auditory learners learn best by listening, not just reading.【聴覚的】
  • Interpersonal leaner learn best with other people.【対人的】
  • Individual learner prefer to learn alone.【個人的】
「どれに当てはまるか」というより、「どの要素がどのくらい強いか」という視点で、自己分析してみると良いでしょう。

自分の learning styles がどのようなものか、ということを考えずに、ただ「人まね」をしようとしても、偶然その人の style が自分とあっていれば上手くいくかもしれませんが、安定した結果を出すことは難しいと思います。
もちろん、英語を身につけた人のやり方を参考にしてみることは、学習の助けにはなるでしょう。
ですが、自分を知り、自分に一番合ったやり方を確立することが結局大事なのだと思います。

また、「自分の style はこうだ」というものを見つけると同時に、多彩な学習方法を取り入れられる柔軟性を持つことも有効です。例えばあたし個人的には、【Analytical Auditory Individual】の要素が強いのですが、TOEIC (R) 受験の際には、学部時代からの友人と同時に受け、点数を競い合うことでモチベーションUPにつなげました(Interpersonal的な学習法)。


その友人のホームページがこちら:
英語高地トレーニング
英語教育研究に基づいた、ウチとはまた違った角度からの、英語学習に役立つ情報が載せられています(^・ω・^)b

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