発音への意識を高める。
発音は「おもてなしの心」
日本の「おもてなし文化」には、外国人を惹きつける魅力があると思います。
でも、こと英語の発音の話になると、巷には「LとRを間違えても文脈があるから」とか、「世界中いろんな英語の方言があるのだから、日本人は日本人英語で自信を持って話せばいい」とか、 一方的に会話の相手に負担を強いて気にしないような言説がまかり通っています。
「ことばを口に出す」ことによって相手に伝わるメッセージは、その単語や文の意味だけではありません。
EU圏のホテルなどでは、ゲストに対して例えば、
"Bonjour, how can I help you?"
といったような声をかけるのが、新たなサービスのトレンドとなっているそうです。
これは、「こんにちは、いらっしゃいませ。」とあいさつをしているのと同時に、
「私はフランス語と英語を話すことができます。」
というメッセージを相手に伝えているのです。
では、ヘタクソな日本人英語発音を直さなくていいという人は、どんなメッセージを伝えていることになるでしょうか?
大げさな言い方になりますが、
「私はあなたにキモチを分かってもらう努力を放棄しています。」
と言っているようなもんじゃないか、と、あたしは思います。いわば横暴発音。
おもてなしの心を、英語の発音にも。
発音を良くしようとする努力は、相手への思いやり。
だから…
前置きが長くなりましたが、このラベルを付けた記事では、日常で見聞きした「間違った英語発音」をとりあげて、ツッコミを入れていきます。
なんでわざわざそんな揚げ足取りのようなことをしようかというと、「この発音おかしいぞ、カッコ悪いぞ」と気づける人が少しずつでも増えていくことが、横暴発音を減らしていく力になると考えているからです。
そして、まずは横暴発音を聴き分けられる耳を持った人から始めなきゃいけない。
そんな趣旨でやろうと思います。ヨロヨロm(_ _)mシクシク(V)o¥o(V)