Sunday, 24 February 2013

Sk8er Boi 歌ってみた…けれども。

同窓会がありまして、久しぶりに地元の旧友と会ってきました(^_^)v
3次会のカラオケで、Avril Lavigne の Sk8er Boi を歌ってみたのですが、
発音重視を標榜しながら、自分の発音で「商品価値」に満たない発音を
してしまった部分があったので、反省を込めつつ、
皆さんにも注意していただきたい発音を紹介します:

superstar | ˈsuːpəstɑː |
super- の er は、口ダラ~ン状態で「ウー」に近い「アー」
-star の ar は、むしろ口を大きく開いて喉の奥から出す「アー」
(以前の記事: 発音記号ヒィィィィ(((>_<)))) も参照)

…のようにそれぞれ発音するのが正しいのですが、自分の現状、歌っている最中に自動的に切り替えられるレベルに達してなかったなぁ、と。
ちなみにこれ、靜哲人先生のセミナーでも指摘されたことがあります((((>ω<))))

他にも、
secretely | ˈsiːkrɪtli | の r/l の切り替えや、she said see ya later boi の sh/s が明らかに怪しかった。

音程やリズムも意識しながらの状況、すなわち、
プレッシャーのかかる中での発音の出来・不出来が今の実力。

"If you can't win the game, if you can't solve the puzzle, then you are just a loser. "
 ー Near, Death Note
I'll keep practicing so as to sing it with perfect pronunciation at the next class reunion! (But when?)



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Friday, 15 February 2013

「聞き流すだけで」ふたたび

※この記事は、ことば遊びを目的としたフィクションであり、
実際の人物・団体・英語教材等とは一切関係ありません。

  • 聞き流すだけで、マチョな体に!
  • 聞き流すだけで、運命の人に出会えた!
  • 聞き流すだけで、世界が嫉妬する髪に!
  • 聞き流すだけで、プロの味がご家庭でも!
  • 聞き流すだけで、3年タダ!
  • 聞き流すだけで、最後までチョコたっぷり!
  • 聞き流すだけで、除菌・消臭!
  • 聞き流すだけで、ビールと間違えちゃいました。
  • 聞き流すだけで、私の戦闘力は53万です。
  • 安西先生、聞き流したいです……
  • 聞き流したら、そこで試合終了ですよ…?

☆Here is the Path to Wonderland★
どんなマンガネタを使うかで、なんとなく年代がバレるのです(笑)

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Thursday, 14 February 2013

「聞き流すだけで」いろいろ

いろいろなことばの頭に「聞き流すだけで、」をつけて遊んでみました:
  • 聞き流すだけで、髪がフサフサに!
  • 聞き流すだけで、6億円が当たった!
  • 聞き流すだけで、10キロやせた!
  • 聞き流すだけで、ひざの痛みが取れた!
  • 聞き流すだけで、朝までぐっすり!
  • 聞き流すだけで、驚きの白さに!
  • 聞き流すだけで、青のパネルが赤に変わった!
  • 聞き流すだけで、明日来てくれるかな?
  • 聞き流すだけで、美しい国、ニッポン!
  • 聞き流すだけで、たのしい仲間がぽぽぽぽ~ん♪
  • じゃあいつ聞き流すか?「今」でしょ!!

☆Here is the Path to Wonderland★

習得率100%を目指して取り組むだけで、
英語のスペリングと発音・強勢の関係をマスターできる、
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Thursday, 7 February 2013

英単語を完全理解する:apologise

あたしはAKBのなかではみぃちゃん推しなのですが…何だかよくわからないまま、「謝罪」ということで坊主頭になって最近話題になっています:
'Sorry' Japan starlet shaves head (BBC News-Asia)

そんなわけで今回は、apologise | əˈpɒlədʒaɪz | という単語について徹底解説していきます

1. 単語の成り立ち

apo-(~から)+ -logy(ことば)+ -ise(動詞を作る接尾辞)
→「罪を逃れるために話す」という意味が根底にあります。
[cf. 『ジーニアス英和大辞典』・Oxford Dictionary of English (2e)]

2.-logy(ことば)に注目!

"log(y)" という単語内の要素をもとにして、他にも "log(y)" のつく語を考えてみましょう:
  • logo | ˈləʊ.ɡəʊ | : お店や会社の「ロゴ」マークは、まさにことばをモチーフにしています。
  • logical | ˈlɒ.dʒɪk.l̩ | : 「論理的」な人は、ことばを使って筋の通った話ができます。
  • dialogue | ˈdaɪə.lɒɡ | : dia-(横切って)+ -logue(ことばを話す)→「対話」
  • biology | baɪ.ˈɒ.lə.dʒi | : bio-(生命)+ -logy(ことばによって学ぶ)→「生物学」
  • eulogy | ˈjuː.lə.dʒi | : 「賛辞」とは、人を褒めることばのことですよね。
などなど…
以上のように、単語内に "log(y)" があると、その単語は「ことば」と関係があると予想ができます。
※ちなみに、このように、「同じ語源を持つ単語をネットワーク的に覚えていく」というのも、単語を覚えるための有力な方法です。ユースプログレッシブ英和辞典のコラムが充実しています。

3.再び apologise の「意味」を考える

ここまで見てきたとおり、apologise も「ことば」と強くかかわった意味を持つ単語です。
一般的には、apologise の訳語として「謝罪する」と覚えることが多いですが、単語の本質を学ぶと、「弁明する」の方がより近い感じがします。
※「弁明する」も、現代の文脈では「言い訳がましい」ようなマイナスのイメージが付いてしまっていますが、元々の意味は「説明して明らかにすること」です。

AKBの峯岸さんは「謝罪の意を示す」ために丸坊主にしたわけですが…
「AKB48を辞めたくない」といったことは述べているものの、今回スキャンダルとなった問題そのものに対しては何も「説明されて明らかになっていない」ですし、"I don't believe just doing this [= shaving head] means I can be forgiven for what I did." と言ったところで、「誰に」「何を」許されるための丸刈りなのかがさっぱりわからないのです。

上のBBCの記事では、"Minami Minegishi apologised to her fans" という表現が使われていたものの、英単語の意味を本質まで探ると、峯岸さんの「謝罪会見」の違和感が浮き出てくる感じがします。

☆Here is the path to Wonderland★

apologise の本質:
自分の言い分や問題の経緯を明らかにした上で、
悪いことをした部分については相手に謝罪する。

4.「まずごめんなさいだろ!」文化に一言

日本って、「まずごめんなさいだろ!」と、説明より先に謝罪(誠意)を強要する文化が昔からあるな~と思って、そこが生きづらさの要因の一つだと個人的には考えています。

例えば今回のみぃちゃんの「事件」に関しても、「年頃の女性グループにおける "no dating rule" は妥当なのか?」とか、「(ある組織に属する以上、どんなルールであっても違反には罰則があるべき、と考えたとしても)アイドルが頭を丸めるという "a traditional form of showing contrition(懺悔)in Japan" を行うのは、罪と罰のバランスが取れているか?」といった側面から考えていかないと、今後も絶対に誰かしらが繰り返してしまうだろうと思います。

その度に、「まずごめんなさい」の意を表すために、
「指を詰めました。」
「腹を切りました。」
「片足ずつ2頭の馬にくくりつけて、別々の方向に走らせました。」
…と、なっていくのですか?

頭丸めて「まずごめんなさい」したって、謝罪する方もされる方もそこで終わるのなら何も解決なんかしません。

本質を見よ。



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Sunday, 3 February 2013

あずましくないんでないかい?

Global Voices の以下の記事の翻訳チェックを担当しました:

  • 記事タイトル: プエルトリコ:トランスジェンダー・コミュニティーの横顔
  • 英文ver. : click here
  • あたしから一言: LGBTの人は世界中どこでもいるでしょうけど、「自分らしく」生きようとするには、José Quiñonesさんのような人が身近にいるか?周囲で仲間が見つけられるか?といった条件によって左右されてしまう部分が残っているなぁ、と思う記事でした。
[元記事の著者: Luis Trelles, 翻訳: Rie Ihara, 校正: Hirohito K.]

で、この記事の中に出てきた "over (n=数)" の表現について。

「プエルトリコ・クィア映画祭で、"over 15 movies" を上映」という箇所があったのですが、みなさん "over 15 " をどう訳すでしょうか?

今回のターゲットは「15以上」とした人・「16以上」とした人です!
以下の説明をご覧ください:

まず前提として…
日本語の「(n) 以上」・「(n) 以下」という表現は、(n) の数字を含みます。

一方で、over のイメージは以下の図の通り:
ですので、図の○が数 (n) だとしたら、(n) を超えているので含みません!

したがって、
(1) Children over 15 can enter.
この場合、15歳である期間を「超えて」いる人が入場可能という意味になり、
16歳以上入場可能」と訳す必要があります。


ではなぜ、over の意味がつかめていて「16以上」とした人もターゲットなのか?
記事へのリンクに飛んでいただけると分かりますが、
"over 15 movies" は「15以上」と訳しています。

これはなぜかというと、(1) の例文では、「15歳を超えるか超えないか」が「入場してよいかダメか」に関わるので、日本語の「~以上」という表現に移し替えるときは「16歳以上」と厳密に扱う必要がありますが、(n) の数字が「概数の基準点」になっているだけの時は、別な考え方が必要になってくるからです:

(2) The Film Festival has programmed over 15 movies.
といった場合、この映画祭で上映される映画の数は「15を超えている」ので、16~19作品くらいということになります。

ですが、これを日本語にするときに、「16以上」とする必要があるか?と考えてみてください。実際が16~19作品とすれば、「15以上の作品が上映される」と表現しても問題ないですよね。

上で「概数の基準点」と述べましたが、つまりここでは「15はある」ことを基準に、それより多いということだけを言っているので、「15を含むか含まないか」は大きな問題ではないのです。

それにしても、日本語の「~以上」に直接相当する英語表現というのはないので、「15歳以上入場可」と言いたければ、
(3) Children of 15 and over can enter.
と表現することになる、といったことをみると、英語ネイティヴは「~以上・以下」がなくて不便に感じないのか?と思ったりしますが、
それは結局、「(米を)うるかす」というのが北海道弁だと知って、本州の人に「あずましくないんでないかい?」と思うのと同じ感覚なのでしょうね… 

グローバル・ボイス日本語 - The world is talking, are you listening?

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