Saturday, 29 April 2017

意外と知らない? "May I~?"と "Can I~?"の大きな違い

許可を求める疑問文で、May I ~?Can I ~?を比較すると、mayを用いた場合は聞き手が決定権を持っている前提で相手に許可を求める尋ね方となり、canを用いた場合は状況的に「〜しても良いか」を尋ねる表現となる。よって、May I ~?の方がより丁寧なニュアンスとなる(下例参照)。

  • May I ask you a personal question?
    個人的な質問をしても差し支えないでしょうか? [formal]
  • Can I ask you a question?
    質問しても良いですか? [casual]

…とまぁここまでは、それなりに詳しい学習者用の参考書などにも解説が載っていることだろう。

一方で、これから紹介する両者の違いは、なかなか専門的な英文法書を紐解かなければ知られていないことかと思われる。

まずは、「ここは誰でも駐車できますか?」を英語で言い表すとき、May I ~?と Can I ~?のどちらを用いるか考えてみてほしい。


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【解答・解説】
  • Can everybody park here?
    ここは誰でも駐車できますか?
  • *May everybody park here?
    ※この意味では  mayを用いて上のように表すことは不可。

Mayを用いた疑問文は、あくまでも「聞き手の持つ決定権」によって与えられるか否かが決まる許可について尋ねるものであるため、発話時に与えられる(または拒否される)許可にのみ言及できる。

したがって、以前から(規則や法律によって)与えられている許可について尋ねる際には canを用いる。

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