Saturday, 31 August 2013

自己紹介などさせるな。

Wherever you live

オンラインレッスンで "Where do you live?"とわざわざ尋ねる必要なんかあるんだろうか?インターネットにさえつながっていれば、でもでも、コンクリートジャングルの中からの中まで、好きな場所から授業が受けられるのが強みじゃないのか。

Communicationとは「お互いにとって意味のあるやり取り」をすることである。

レベルチェックを兼ねて…だとよ。

講師によっては、「初回授業では最初に自己紹介をしていただいて、生徒様の英語レベルをチェックさせていただきます」だのほざいている輩も仰っている方もいらっしゃいますが。

生徒からすれば、英語での自己紹介だけは何度もやらされているはずなのである。つまり、慣れている。(「自己紹介までは何とかいけるんですけど、その後に会話が続かなくって…」という悩みを抱える学習者はたくさんいるでしょ?)慣れていて、そこまでならある程度自信がある生徒が多いのだから、自己紹介はレベルチェックの材料になどならない。

本当の実力というのは、「緊張状態でも出せる力」である。だから、例えば英検の二次試験で、面接試験というプレッシャーの中で、初見の課題に対して質疑応答をしたりスピーチをするというのが「検定=レベルチェック」なのである。

リラックスした雰囲気を…作ってどうする!

あのね…授業を提供してんだろ。しかも多かれ少なかれカネ取ってんだろ。
リラックスした雰囲気で、楽しく会話しましょう♪」などと聞くと、メイドカフェでもやっとけ、と思う。(「英」会話をやっているんだ!という反論には、Hootersでいいじゃん、という話。)

前にも書きましたが、授業とは「生徒が今までできなかったことを、1つでもできるようにするために徹底的に訓練する場」であって然るべきである。チンタラ自己紹介などさせて、生徒もそこまでは言えるという範囲のもので「レベルチェック」とやらをして、「英語で話した実感の持てるレッスン」という印象操作にいそしんでいる暇はないのである。

★Here is the Path to Wonderland☆

耳を凝らし、目を光らせ、生徒の間違いはその場で修正させよ。
このスタンスでやっていても(このスタンスでやっているからこそ



Sunday, 25 August 2013

TOEIC ≒ 体重計

テストは測定器でしかない。

TOEICは、自身の英語力(とは、そもそも何なんだ?という問題もあるが)をある側面から測るものである。
体重計は、自身の健康状態をある側面から測るものである。

友人のHPも参考になります。

もちろん、「TOEICを受けるから英語を勉強する」という効果もあれば、「体重計に乗るからダイエットに励む」という効果もあり、定期的な診断とモチベーション維持のために活用する分には効果的であろう。

しかし、どちらも「数字だけ追い求める」ようになるとオカシナ方向に進んでしまうということで、警笛を鳴らしたい。

何のために測定するのか?

目標体重を設定せず、ただ体重計の数値の増減に一喜一憂するのが愚であるのと同様、はっきりした目標もなく、ただTOEICスコアの数値の増減に一喜一憂するのも愚である

※「スコア~点を取る」というのは数値を追い求めているだけです。そうではなく、そのスコアを取ってどうするのか?ということ。

また、適正体重に近づいたら体重の数値が安定してくるのと同様、TOEICスコアも自身の英語力自体に変化がない限り大幅な増減はないはずである。

あたし個人的にはTOEIC受験経験はIP含めて3回のみ(執筆時)で、

  • 2005年3月 815点 (IPテスト)
  • 2008年3月 925点
  • 2012年7月 985点

という推移できました。もしこの間にちょこちょこ受けていたとしても、受験料がかかるだけで、周囲からも「おぉ!」と思われる変化はなかったものと思われる。
(ex. 815→925: 「900超えたんだ!」・925→985: 「ほぼ満点じゃん!」…と比較して、925→950があったとしても「へぇ~」くらいでしょ?)

なので、問題研究・傾向分析のための受験は別として、「TOEIC 990点満点連続XX回!」と自慢げに掲げていらっしゃる方々がスバラシイとは思えない。ある測定器で測れる上限に達したというだけである。体重計に何度も乗ったところで、身長がいくら伸びたかは測定できない。

最も正確な測定器

…とは、自分の実感なのではないかと思い始めました。

つまり、身体のコンディションが好調だと思える時には、別に測ってなくても適正体重の範囲内に収まっているのでしょう。TOEICスコアが有意に上がったときには、目に見える得点の部分以外にも、英語が以前よりわかるようになった実感を得られているものと思われます。

教師側のことを言うと、ある程度定期的に見ている生徒なら、TOEICだろうが何であろうが、他人様の作ったテストの結果でしか成果を測れないようでは、あまりにもお粗末だろ。

(点数化する・しない、ではなく)「授業 = テスト・テスト = 授業」である。

★Here is the Path to Wonderland☆
無理なダイエットはやめよう(←そこ!?)




Friday, 23 August 2013

How to Use Google Drive as an Electronic Whiteboard

Easy to Use

For Online English (or any other languages) Tutors

If you have your own Google account and want to make your lessons more effective, it is advisable to create an electronic whiteboard with a Google Drive Document.
It has several advantages over Skype chat box:

  • It's easy to use.
  • What you can do on a chat box will also be supported, and there are several features Skype chat box do NOT have.
  • You can demonstrate how to make grammatical sentences visually to your students.
  • By modifying sharing settings, you and your students can interact on the whiteboard/worksheet.

How to Create One

Just log in to your Google Drive page.  Click "Create" tab and choose "Document" to create a new document.



To let your students view and/or edit the document, click "Share" tab and modify its sharing settings:


Here, the document's visibility options are set as "anyone with the link can view".  By sending my students the URL of this doc, which is displayed after clicking "save", they can view (but cannot modify) this worksheet.

Tips for Effective Use

Real-time and Interactive

This electronic whiteboard enables your students watch what you type on a real-time basis.  Thus you can show, for example, the process of rewriting an active sentence into a passive counterpart, or connect two sentences by relative clause.  Such visualization will definitely be a great help for the learners.

Also, if you let "anyone with the link can edit", you can chat with your students on the board whenever needed.  You can have them type target sentences in a grammar lesson, or give a dictation in a listening class.

★Here is the Path to Wonderland☆

The world is making progress everyday.  What about YOU?


Wednesday, 14 August 2013

みんなをつなぐ魔法のメロディー「ディズニー&ジブリの名曲」

今(!)NHKでやってる番組なんですけれど。
(http://www.nhk.or.jp/mj/20130814.html)

Disneyの部分だけでも、英語詞の方で歌ってくれればいいのに…と職業柄思う。
もちろん、歌手の方々が完璧に発音できてないと毒にしかならないから、それよりは日本語で美しく歌ってくれたほうが良いのだが。

…なんて書いてたら、槇原敬之さんがBella Notteを英語で歌ってましたね。
/v/だけちょい気になったけど、全体的には良かったですね。



Monday, 12 August 2013

「生徒様」はやめろ!キモチワルイ!!

生徒に「様」付けするようになったのは、誰が始めたんだろうか?
ご丁寧なように見せかけて、実際にはお客様扱い・消費者扱い・カネ扱いしてるだけじゃねぇか、と。

どんなに塗り隠そうとしたって、教育において「師匠」と「弟子」の間に上下関係が生じるのは避けられないでしょ。
そして、その教える分野に関しては、「先生」とは道の先・上・高いところに生きている存在であって然るべきでしょ。

人として相手をrespectするということと、生徒は生徒で「様」なんて付けないということが相反するとも思わないんですよね。
生徒の方も、「生徒様」と呼ばれて「私、サービスされてる♪」なんて勘違いしてほしくないですね。

授業で勝負できない先生様が、それ以外の部分で気分のいい思いをさせてカネ出させようとしてるだけなのである。
生徒の実力を伸ばす、という本質部分をしっかりしてれば、教育の提供は他の「サービス業」の真似をすることはない、と思います。

★Here is the Path to Wonderland☆

英語はコーヒーではない。
(コーヒーを売るときの「サービス」を、英語教育で同様に提供しなければならない理由はない。)

Thursday, 8 August 2013

パンドラの箱

英文法の授業を行うにあたって、文法教材そのものを1から作り始める教師ってどんだけいるかね?

  • 市販の参考書や問題集に則ってやる人
  • 市販の参考書や問題集を乗っ取ってやる人

は、巷にあふれているでしょうけど…。

英文法参考書を作りたい!」という想いは持っていたものの、時間も労力もかかるので、すぐには難しいかとも考えていたのですが。
見事にパンドラの箱をこじ開けられてしまったよ((((-ω-;)))))

とはいえ、生徒からのリクエストと、「プチまな」でもお世話になっている Knowledge Serveさんからの講座開講オファーが同時期に来たってことは、やれってことなんだな。

動かしながら育てていく感じにはなると思いますが…

★Here is the Path to Wonderland☆

最後に希望が残るものを作ってやろうじゃない♪


Sunday, 4 August 2013

消費の英語と生産の英語

「旅行英会話」って何?

8月に入り、夏休みの海外旅行の計画にあわせて、「旅行に役立つ英会話を習いたい!」と思っている方は多いかと思います。
あたしがオンラインで提供しているレッスンには「旅行英会話」を標榜しているものは特にありませんが、あらゆる目的に対応できる基礎となる英語力を身につけていただきますので、英語学習の目的が海外旅行の方も、ぜひレッスンリクエストをしてみてください:


ただし、状況別に「すぐに使える」ということになっているお決まりフレーズをひたすら丸暗記させるようなレッスンは、あたしが楽しくないのでやりません(笑)

試しに、電子辞書に入っていた旅行英会話集みたいなものを見てみましたら、
"I'm really in hot water now."「今大変まずいことになっている。」


消費の英語

消費の英語」(と、次に書く「生産の英語」)というのは、あたしが考えた表現なのですが:

巷の「旅行英会話」たるもので、決まった表現を覚えて単語を入れ替えるだけ…みたいなことをして身につけた英語で対応できることは「消費活動」に限られます。
例えば、ホテルを予約する・ショッピングをする・レストランで注文する…くらいのことは、その場面でよく使われる表現の丸暗記でも乗り切れるかもしれません。

でも、そこで会話する相手との関係性は1回きりで、その後に残るものはありませんし、そのような場面で自分ができることは「お金を消費すること」の範囲に限られるのです。
なので、このレベルでしか使えない英語は「消費の英語」だと考えています。

生産の英語

これに対して「生産の英語」というのは、
  • 相手と継続的にやり取りができる
  • その対話を通してお互いの人生を豊かにできる
  • お金や知識、心の充実などを「自ら生産して得ることができる

…ということができるレベルの英語です。

どうせお金と時間をかけて英語を習うなら、こっちを目指した方が良いと思いますし、それを提供してくれる先生を探してほしいと思います。
ちなみに、まずここに1人いますよ~!
英語学習のきっかけや目的が海外旅行、というのは完全にアリだと思います。
そして、「生産の英語」を目指すというのは、「海外旅行を楽しみたい!」という目的のためにも絶対効果的です(^^)

だって…
  • 観光名所や遺跡や美術館などに行って、ガイドさんの話す英語が聞き取れたり、説明書きに書いてある英語が読めたりする方が、より深く楽しめるでしょ?
  • たまたま出会った人と会話が弾んで仲良くなって、その後もやり取りが続いたらリア充でしょ?
  • ホテルのクラークやショップの店員、レストランの従業員とだって、自分の目的をとりあえず達するためだけに言葉を交わすより、パターンに縛られずに豊かにいろいろ話せた方が楽しいでしょ?
もちろん、こっちの方が身につけるのには時間も労力もハンパなくかかります。
人生を楽しむ覚悟がいるよね♪

★Here is the Path to Wonderland☆

せっかく普段の生活範囲にいたら逢えなかったであろう人と話すなら、「すぐに役立つフレーズ集」の決まり文句でより、自分のことばで話したい。