朝食は、Live from 221B の授業で扱っている BBC Sherlock の中で、221B Baker Street の舞台となっているSpeedy's へ。この cafe の実際の住所は 187 North Gower Street だが、ドラマ撮影の際は通りの名前を示した street sign を付け替えることにより Baker Street に早変わりする:
187 North Gower Street → 221B Baker Street |
人気ドラマのロケ地となったことで、一気に観光客の注目を集めることとなったものの、元々は地域密着型のカフェ。「伝統と最新の融合」というのはロンドンを歩いていると常々感じることだが、ここも例外ではなく、伝統の English breakfast にアレンジを加えたSherlock breakfast というメニューがあったのでオーダーしてみる。
Sherlock breakfast |
English breakfast には通常 bacon and eggs, tomatoes, mushrooms に toast with butter, tea or coffeeが付くが、Sherlock breakfast は bacon の代わりに salmon であった。
いずれにせよ、最大の特徴は "cooked" dish が出るということ。English breakfast と比較される continental breakfast は coffee and bread with butter のみであり、cooked なものは出てこない。
この cook という動詞には「火を通す」という意味が含まれており、日本語の「(料理を)作る」とは必ずしも一致しない。例えば、salad や sandwich は make や prepare することはできる (make a salad / sandwich) が cook するものではない。改めて見てもらえば、English breakfast に付くパンは toast (焼かれている)であり、continental breakfast では bread (焼かれていない)という違いに気づくだろう。
さて、個人的には、1日の頭脳活動を始める前の breakfast としては、やはり English breakfast を推したい。Speedy's の Sherlock breakfast は非常に美味しく、ガリレオの脳に栄養を送り込むには最高の朝食であった。
その後、こちらのお昼にロンドン~日本で Skype を繋いで授業を行い、授業後はいよいよ本物の Baker Street へ。The Sherlock Holmes Museumの話は、また別の記事にて…