『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』
「2本で千円」はおとり商品であり、より高額な商品・サービスに誘導するケースが多い。また、もともと金物屋の副業でコストが 実質ゼロであり、売れれば儲けものだが売れなくても困らない。
『食い逃げされてもバイトは雇うな』
食い逃げ被害に遭う確率と被害額を掛け合わせた場合と、恒常的にバイトを雇う際の人件費を天秤にかけると、コストの方がリターンより大きくなる。
『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』
表面的な数字だけを考えていても見えてこない部分がある。「あの店では食い逃げができる (防犯対策がなされていない)」というマイナスイメージが広がる危険性や、バイトを育て上げることでビジネスが発展する可能性など、多面的な視点が重要。
このように、ポイントが長期記憶に残るという意味では、紛れもなく優れた本であると言えるでしょう。
…なのですが、それぞれのタイトルに関わるメインテーマ以外のことは、何が書いてあったか思い出せないんですσ(^_^;)
もちろん必要に応じて読み返せば良いだけの話なのだけど。さおだけや食い逃げのことだけでなく、216ページ+219ページ+242ページに渡って様々な具体的事例を通して会計学的な考え方が紹介されている一方で、タイトルが強烈すぎて他の印象が薄れてしまうと言いますか。(※個人の感想です)
そもそもメインテーマが記憶に残らないのは論外としても、余談やこぼれ話のような部分が印象に残っているような本というのも、それはそれで魅力を感じます。
本のジャンル・筆者や出版社の意図・読者が何を求めているかによっても異なるでしょうが、要は「幹」と「枝葉」のバランスって、どれぐらいのものが "良い本"となるのだろうか…?
※今回の記事は、ふと考え至ったことを書き連ねた内容なので、特に主張や結論があるわけではありませんm(_ _)m
★Here is the Path to Wonderland☆
個人的には、メインでも余談でも、強烈に刺さる内容が1つでも得られれば、その本を買った価値はある、と感じるという部分はあります。極端な話、洋書なら「単語1個」でも、それが一生忘れないくらい残ったなら価値はある、くらいの勢い。もっとも、一生忘れない単語1個に出会える本ならば、それ以上のものも同時に得られるものですけどね(^^)v
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